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高校入試が延期になるほど大荒れの北海道ですが
「自由律俳句を鑑賞する夜2」のために考えてた

「春」の句を

「廊下に響いた卒業証書の筒の音」

「あたたかいボタンも衣替えしてた」

「タイヤ交換の決心がつかないままでいる」

「この夢は予備校の新CMのせいだ」

「確認しながら書く新しい住所」

「新色のランドセルにも同じカバー」

「教科書に書く名前だんだん雑に」

「終わりの始まりをテレビ欄に見る」

「少し冷たい春臭い空気を吸う」

「ゴミステーションのジャンプおそらく四年分」

「カラオケの履歴に桜咲き乱れる」

「トイレで吐く泣く花見のあと」


※ゴミステーション:北海道でのゴミ捨て場のこと

春がテーマだったので
桜や花見とかを句にしたほうがいいかなと思いを凝らしたが
土地柄的にも1学期から面白いタイプの人間じゃなかったのもあり
ほとんどその記憶はなかった。

唯一記憶にあるのは
大学生の時に人生で一番お酒を飲んだ時のこと。
一升以上(二升は飲んでたという証言もあるが)飲酒し
気づいた時には当時の彼女の家のトイレに居た。
なぜ病院に居ないのかと思うほど具合が悪く
次の日の夕方までトイレの前で生活した。
今となってみると、80キロ近い私を運び出してくれて感謝しかない。
やはり持つべきものはいつだって、力持ちの友人ということだ。

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