見出し画像

第二回『ちょっとだけコンテスト』結果発表!


こんにちは みょーです。

ついにやってきました。第二回ちょっとだけコンテストの結果発表です!いきなりグランプリの発表です。


(ドラムロール)



ババーン!

はい、お約束。



前置きとお詫び



今回の参加者は八名。そのうち受賞者は八名です。それぞれに名誉ある賞をお贈りします。

前回と同じく、今大会も『みんな違ってみんな青春』がモットーですので、グランプリという名前こそありますが、皆様に差はありません。どいつもこいつも思春期です。


ということで、賞と講評をまとめていきます。一応、僕なりの評価の基準はあるので、しっかりと「ここがこうです」と説明が出来るようにしております。

そして、贔屓等はありません。僕の独断と偏見と愛と勇気とスケベ心で審査をしております。不純物があるって?



ということですので、質問は受け付けますが、ご意見は一切受け付けません。素直な気持ちと温かい目で、アラサーの感想をフラットに受け止めてください。一応、塾で国語の先生をしてた経験とnote受賞歴があります(唐突なマウント)



えー、ここでお詫びです。

ちょうどいい賞の名前が思いつきません。つまんなくても許してください。



結果発表!



今回もグランプリを最後に、適当に思いついた順番で発表していきます。

良いところだけを褒めちぎってパンに乗せて食べてやろうと思います。は?



ちょっとだけ切ない青春で賞


まずは、のばらさんに『ちょっとだけ切ない青春で賞』を授与いたします!おめでとうございます。

のばらさんが高校一年生だった頃、ミステリアスでクールな男子への片想いをしていた甘酸っぱい青春エピソードを書いてくださりました。


「なんじゃそりゃ!」という笑いはなく、「ええ!?」というハプニングもないけど、「あー!胸キュンなんじゃあー!」たっぷりの、真っすぐで純粋な恋愛のお話でした。

席が隣になった時のドキドキとか、目が合った時のウキウキとか、そういう気持ちを思い出して、まさに青春って感じを思い出させてくれました。僕の高校時代も十年以上前になるのか……。誰か嘘だと言ってくれ


Sくんの最後の一言もいいですね。

優しい。ニヤニヤして、ほっこりして、ちょっとだけ切ない青春でした。



ちょっとだけ泣ける青春で賞


お次は『ちょっとだけ泣ける青春で賞』をクローバーさんに!おめでとうございます!

たぶん、クローバーさんの記事を見て泣く人はいないでしょう。失礼な感じですけど、おそらくクローバーさんも「感動させてやる!」って書いてないはずですし。


しかしです。このお話に書かれていることを、事細かに想像してみてください。恋人、友人と離れ、持てる時間を全て研究と勉強に費やすんですよ。

これも青春です。僕も高校生活のほとんどをバスケに費やしたから分かります。思い返すと、めちゃくちゃ青春でしたが、キラキラした青春とは違うものです。

だからこそ分かるのですが、そんな青春とキラキラした青春は相性が悪く、どっちかにハマると、反対の青春を送りたい人達と反発します。周囲とのすれ違いが増えるんです。まあ僕の場合は、性格が捻くれてたからだけど。


そんな中でも、全力で頑張っている自分を見てくれている人はいるものです。心配して助けてくれる人がいるんです。


そういうのを思い出して、ちょっとだけしんみりしました。良い話じゃった。



ちょっとだけバカな青春で賞


モフ姉さんには『ちょっとだけバカな青春で賞』を授与いたします!

このバカは褒め言葉です。綾野剛の無駄遣いを見た。


今回のテーマは『ちょっとだけ青春な話』という、とんでもねえ難しさで、人生の中からエピソードを探してみても、簡単には見つかりませんでした。

だから、僕もとんでもねえ美人との青春時代を妄想してみようかな~って、考えたりしました。しかし、不思議なことにスケベな話になってしまっ(以下略)


それなのに、モフ姉さんは妄想の綾野剛に、しっかりと面白エピソードを演じさせてくれました。これって、読み手を楽しませようとして考えてくれた、モフ姉さんのサービスだと思うんです。もし違ってても、そういうことにしてください。

真夏のチョコレートはバカすぎるが……


で、もうひとつの記事。

「2人なら絶対できるよ!」
と根拠もなく言い合ったあの日は、私の青春でした。

モフ姉さん『ちゃんと青春ありました』から

この、根拠の無い「できるよ!」って、めっちゃ青春じゃないですか?

なんというか、良いバカなんですよ。若さゆえの勢いというか。「無敵!」って感じというか、なんかこう……誰か語彙力をください(バカ)



若いっていいなあと、しみじみしました。

どちらも素晴らしい記事です。



ちょっとどころじゃないで賞


『ちょっとどころじゃないで賞』は〆鯖さんです!おめでとうございます!

個人的に、映像で見たいと思いました。ギャルが謝る瞬間と、謝られた際の〆鯖さんの「!?」な顔を見たいです。


〆鯖さん達を見て、何かを察したギャルの面白さと来たら。ちょっとどころじゃないよ。ギャルってずるいよ。気遣いしただけで面白いんだもの。ギャルっていいよなぁ~(変なおじさんで)


じりじりと高まっていく落下前の緊張感、きゃあきゃあ騒ぐ乗客、覚悟を決めた〆鯖さんを、唐突にギャルが襲う。そして飛び出すジェットコースター。文章から時間を感じる。良い。

そんなスピード感あるエピソードを、あっさりと〆る最後の文章も良かったです。緩急がついてた。ジェットコースターだけに。は?


ということで、初めましてとなる参加者の多い、第二回のちょっとだけコンテストでしたが、早い段階で参加してくださった〆鯖さんには感謝しております。お礼にギャルっぽいこと言おうと思ったけど、思いつきませんでした。ぴえん



ちょっとだけ感動な青春で賞


aさんの『恥ずかしいから笑ってほしいおはなし』ですが、このお話は他の人に書けない”リアル”があります。何がリアルって、大人になったらここまで鮮明に覚えてないと思う。


色んな感情を思い出しました。小学生のやり取りって、色んなことがガバガバなんですよね。意見がコロコロ変わったり、気分がコロコロ変わったり、マジでめんどくせ~んだわ。それでも最後に楽しめたのは、aさんが頑張ったから。偉い!

子どもだった頃の自分を思い返すと、「なんであんなことしたんやろ?」とか「あーっ!」ってなる変な思い出しか出てきませんが、こんな風に走り回るだけで楽しかった時間があったのだろうなと、どこにでもある青春を思い出させてくれました。


小学校の頃に書いた日記帳をのぞかせてもらったような、そんな気分でニコニコ読ませてもらいました。

まだまだこれからも青春が続くでしょうけど、キラキラもモヤモヤも、全部aさんの力に変わりますように。アラサー兄貴は応援してるぜ。



ちょっとだけワルでエモな青春で賞


「順位は無い」と言いましたが、グランプリにするか迷ったという意味で、三番目の候補でした。我がブラザー兼カウンセラーのつばめくんです。

彼にグランプリを与えるとズブズブの癒着になるので、永遠にグランプリを取ることはないでしょう。可愛そうに(お前のせいだぞ)


夜にワクワクする感覚ってありますよね。でも、それは大人と子どもで大きく意味が変わります。

大人のワクワクは「遊ぶぞ~!」って感じですが、子どものワクワクは未知の物に対するワクワクです。夜更かしをするという、ちょっとだけワルな感じのワクワクです。


僕がそのワクワクを忘れたのは、いつ頃だったでしょうか。もうすっかり忘れてしまいましたが、深夜帯の特別な空気を吸えていた時代が、確かにあったことだけは覚えています。

つばめくんは、それを書いてくれました。「夜を削る」だって。カッコいい表現しやがって……


語りたいことはたくさんありますが、この記事に関しては、皆さんの眼で感じて欲しいです。僕は、とてもとても、とっても良い記事だと思いました。語彙力を削っちまった。



オチが童貞過ぎる。



めちゃくちゃ面白いやんけふざけんな!賞


さて、問題作ですよ。これおもしろ過ぎるのよ。

373さんの『絵描きのちょっとだけ青春な話』こと、『セザンヌごっこ』です。373さんは「ミナミ」さんなのかな?「さんななさん」さんなのかな?スリーセブンスリー……やめよう。


賞の名前に気持ちが乗り過ぎましたが、この記事をグランプリにするかどうか、ものすごく悩みました。エピソードが持つ力が凄すぎるもので。

この記事も読めば分かる。短い映画を観るような、ドラマを観るような、そんなワクワクがあります。


日本とは違う国、煙草屋という舞台、特徴ある登場人物。それらが持つ独特な雰囲気と、親父とKanji。オヤジとカンジで韻を踏むYO!(誰か助けて)

ハッキリ言います。文章を整えて、ちゃんとしたコンテストに出すべきだ。


373さんは既にご存知だとは思いますが、こういう創作物には、何かしら“人の心を動かす力”というものが必要になります。このエピソードにはそれがある。

それは凄いことです。人の心を動かせるかもってエピソード、世の中には少ないですからね。もし気が向いた際には、ガチコンテスト参加も検討してみてくださいませ。力こそパワーですから。は?


だからこそ、僕からはグランプリを与えられない。まだまだ高みに登れる。鳩のごとく、空へ飛ぶのだ!ポッポー!🕊



第二回ちょっとだけ○○な話グランプリ!



この難しいテーマの中、栄えある『ちょっとだけグランプリ』を手にしたのは、当方128さんのちょっとだけ青春な話である、『童貞がリア充にマウントを取った日』です!

おめでとうございます!あなたが最も思春期です!(言い方)

まずは、冒頭をご紹介。

人間は、余程の天才でも無い限り、話し上手と書き上手、そのどちらかのスキルしか得られないと誰かが言った。私は昔から文章を書くことが得意で、多くの人に褒められてきた反面、人前で話すのは大の苦手だった。早い話が人見知りでコミュ障、非リアで陰キャである。

 そんな私でも何の間違いなのか、コンビニエンスストアで店長を任されていた時期があった。これは、当時アラサー童貞のコンビニ店長だった私が体験した『ちょっとだけ青春な話』である。

当方128さんの『ちょっとだけ青春な話』から


これも言いたい。

自分の眼と感覚で読んで欲しい。


とても良いエピソードでした。僕が今回のテーマを『ちょっとだけ青春な話』にしたのは、“もう青春を過ぎてしまったと思っている人達が感じた青春”を知りたかったからです。終わったから言える。

このお話からは、そういうものを感じました。色々とツッコみたいことはあるものの、誰かを想う純粋な気持ちを見せてもらえました。



さて、この記事をグランプリとして選んだ以上、僕にはそれを証明する必要があります。それを今からします。



総括



今回のちょっとだけコンテストは、僕の“もう青春を過ぎてしまったと思っている人達が感じた青春”を見たい、というワガママによって、テーマが決まりました。

この『ちょっとだけ青春』というテーマは非常に難しいです。青春には形が無く、人によってはキラキラで、モヤモヤで、ギャルだからです。


そんな幅広い青春に、「ちょっとだけ」という言葉がつくことによって、制限がつくわけです。それは「めっちゃ青春したわ~!」を書かなくてもいいというサービスであり、同時に「ちょうどいい青春ってなに?」という縛りでもあります。

だから難しい第二回のちょっとだけコンテスト。僕は、そのグランプリに『童貞がリア充にマウントを取った日』を選びました。


先ほど、ツッコみたいことがあると言いましたが、それも当方128さんが『人見知りでコミュ障、非リアで陰キャ』だからです。おれが言ったわけじゃないぞ。自分で書いてるんだぞ。

まず、年下の女の子にプレゼントをするという行為自体、このレッテル貼りまくり社会(つばめ氏が名付けた)において、とんでもない危険行為です。自分にとっては特別でも、相手にとってはただの店長かもしれません。

だから、想いを綴った手紙を渡すなんて以ての外。回し読みされて笑いの種にされたらどうするんですか!マジでハラハラしました。されたし


ただ、それを行動に移した、移してしまった当方128さんの気持ちは分かります。コンビニ店長の資質って、コミュニケーション能力だと思うんです。

コンビニの店長は、店長という名前がありながら、実際は責任を取らされる中間管理職だったりします。やる気ねえアルバイトと現場を知らねえ本社のあんぽんたんに板挟みにされるとかね。頭おかしなるでホンマ。

僕の知っているコンビニは、店長が変わってから客がみるみる減っていきました。客の気持ちを考える力も、アルバイトを育てる人望も無いのですから当然です。きっと真面目で不器用そうな当方128さんにとっても、しんどい仕事だったはずです。


そんな中で出会った女の子。優しい人だったのでしょうね。手紙に手紙で返すという行動から、なんとなくそんな気がします。手紙の文面も18才らしい。大人でも子どもでも書けないでしょう。

話は変わりますが、男の片想いって大体がキモいんですよ。独りよがりで「キミがきっと運命の人で~」みたいなね。だからストーカーが生まれるのだ。正直、読み終わるまでは怖かったです。男の変な部分が出てくるのではないだろうかと。


でも、そうじゃなかった。だからグランプリにしました。「好き」とか「惚れた」とか、そんな単語が出てきたらグランプリどころか無視した可能性もあった。

『青春=恋愛』じゃないんですよ。この変なハラハラ、飲み会のモヤモヤ、手紙のキラキラ、それらは恋愛じゃなくて、ちょっとした青春です。運命じゃないから、たぶん青春なんだよ。

女の子が優しいイケメンと出会いますように。そして当方128さんにも、良い出会いがありますように。



これからも当方128さんの心の支えとして、綺麗な思い出であり続けますように。という気持ちを込めて、トロフィーを授与します。

卒業証書を持たせてみました


余談ですが、文章の九割が消えたことは良かったと思います。きっと、書かなきゃいけなかった言葉だけが残ったはずですから。それと、手紙の回し読みを始めたのは、たぶん女の子がきっかけではない気がする。

あと、もしフィクションだったらぶん殴るからな。



最後に



このコンテストに関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。今回も皆様のおかげで、良い企画となりました。

前回とは違う雰囲気で、より深い内容の記事が集まり、『ちょっとだけコンテスト』がちょっとだけ大きくなったと思いますが、僕は本気で取り組んでくださった人が増えたことが何より嬉しいです。


僕が読みたいというテーマを選んだことで、参加してくださった方が思い出を振り返り、温かい出来事、楽しい出来事と、また出会えたのも良かったです。そんなきっかけを作れたというのは、ほっこり。

次回もワクワクするコンテストにしましょう。既に噂は流しているのですが、次のお題のヒントを残しておきます。

開催する時が来たら、改めてお知らせします。



応援よろしくお願いします 心の支えになります