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「First Love〜初恋」の感想

「野口也英、並木晴道」この2人の物語が実在するなら…いいな〜って、本気で思う。
紆余曲折ありながらも、道から逸れたって、違う人と出逢うことや交際する事があっても決して揺るがない心、淡い気持ちなんかじゃない。
私は、この物語を観終えた後のなんとも言えない感覚、余韻なのかな?まだ残ってる。

懐かしい感覚、痛み、ぎゅっと締め付けられる感覚。
本当に、久しぶりにこの感覚を味わえたな…、いいなぁ…この感覚。

私自身の「初恋」は軽いものから本気でこのドラマの主人公たちのように思いを抱いていたこともあった。
でも、このドラマを観て思い出した人は1人だけだった。
その人は、今頃きっと結婚して、子供もいて変わらずに目の前の人を愛してるのかな?
って、私が傷つけてしまって終わった初恋。
その代償なのかはどうかわからないけど、その後あなたほどの人には出逢わなかった。
「本当の私自身」を好きだと言ってくれていたのか?学生時代でもあったし、付き合う、付き合わないが何か自分のステータスになるようなものだった時期、多感な時期ということもあったし、大人になってから思う事があった。「童貞を卒業したかった?」とかいろんなこと。
でも、その答えは後になって「童貞じゃなかった」ことを知った。
ま、それはそれで何か複雑な気分だったけど。
「後から知った」って部分にお互い知らない事実もあった。
って、また自分の話になってしまいました!!!思い出しちゃって。

この物語は、全世代に響くような物語なのではないか?
って、勝手にそう思っています。

いつかの自分に「この物語のように真っ直ぐに向き合い話せばいい」
そう言いたくなるような物語だった。

物語の終盤に登場人物のダンサー役の「アオイ」さんが言う台詞が、いちいちだけど刺さる。
也英とカラオケに行くシーンで
「その動かないはずのものに力を加えるのが、夢だったり好奇心だったり、愛する人の存在だったりすんじゃないかな?心に芽生えたどうにもならない欲求は、時に岩をも動かす(ニュートンの法則?)」って台詞とかも。

最終回のシーン。
也英が晴道に会いに行き、再び出会うシーン。
「晴道!」って叫ぶ♪「初恋」by宇多田ヒカル♬が流れてすぐに「「也英…」と言って走り寄りハグする。

このシーン。「初恋」が実らないのが万国共通のように思えていた私、現実の世界でもあり得るのかな?あって欲しいな…こんなhappyな人生!羨ましくもあり、これはまさに「初恋は実らない」を覆す物語だと思う。

自分が主人公なら?(想像してみた)
やっぱり長らくご無沙汰だと感も鈍るのかも…残念!あはは、わたしどこに置いて来たんだろう、そういう気持ち。(涙目)

私にも、初恋はあった。
告白してもらえたって言う事実と向き合いきれてなかった「なんで?私なんか?」
そういう自分の学生時代の世界での立ち位置だったこともあって感じてた。
目立っているようで馬鹿にされていたような自分。
目立つような子に対しても別に屈してもいないけど、何もしてないのと同じような位置。

私は、誰かに守られているかのように無事にいい環境で学生時代を過ごせたのかもしれない。荒っぽい学校の出身ってこともあるのかも。
「不確かな関係の親友」によってそう生きてれたのかもしれない。

その「不確かな関係の親友」によって事実が歪められ私は「初恋」を失う事になった。「もう、あの人は(初恋相手であり当時お付き合いしていた人)別れるような気がするとか言ってたよ!別れを切り出すのも時間の問題」と、言われるがまま信じて疑いもしなかった。
当時、何故か「別れを切りだされる」ことが怖かった。
その当時から自分に自信持ってそうで自信なんかなくて。きっと、自分自身に自信がないことの方が本当の原因だけど。

胸を張って、あの頃のイメージを覆すことなく逢えるなら…なーんて、年齢重ねたもの!そんなわけいかないことは承知ですが、そうできればな、、、なら「誤解」解きたいなぁーって、笑い話になると良いな…なーんて。
嫌なことも多かったけれど、学生時代は自分がしたいことをすぐに出来ていた。
前回も話した「若気の至り」「若い頃の勢い」そういうものが懐かしくもあり、今足りていなことなんだと感じる。
「えーい!やってしまえー!!!」みたいな感じ。

この「初恋〜First Love」の物語を最後まで観た時に感じた懐かしい痛みと記憶が甦ったあの「也英」の様な感覚に似ているかも。
(作品に失礼か…すみません)

本当にいい作品と出会って、わたしにもこんな時はあったな…今もう、何年も恋なんてしてないけれど「いいなぁ」って純粋でウソが苦手な「晴道」のような人なら、面倒な駆け引きや、一から積み上げる様なことなんて必要ないかもな…って淡い希望を抱きつつも今の環境では難しいかもな…と、揺れ動く自分に気付かされた作品でした。

では!また。

To be continue。。。



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