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2分で読める子育てエッセイ№861『このストローとメロンソーダは息子の味方』

ある日、小4の息子とハンバーガー屋さんに行ったときのこと。店内でバーガーを食べていたら、息子の飲み物、メロンソーダが妙においしそうに見えた。
「一口ちょうだ~い」
と息子に言うと、
「いいよ」
と快く返事をくれた後、こう言葉をつけ足した。
「お母さん、小さく一口だよ」

どきーん。バレてる。
大き目のサイズだからどうせ残すでしょ? だったら一番おいしいこのタイミングで、たっぷり飲ませてよ、と心の中で思ったワタクシ。
息子が見守る中、ストローをよけてコップの淵からがぶ飲みをしようと思ったそのとき、

なんということでしょ~う。

よけたはずのストローが、ワタクシのオデコにつっかえ棒。コップをうまく傾けることができず、ほんのチョッピリの1口しか飲むことができなかった。

うそーん。
そんなことってある? ないわ〜。

それを見ていた息子、笑いながら何度も再現しようと挑戦中。
「どうやったの? 僕、お母さんみたいにならないよ~」


どうやらこのストローとメロンソーダは息子の味方。
メロンソーダだって、どうせだったらメロンソーダ大好きな息子に飲まれたいと思ったらしい。

ちぇっ。


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