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2分で読める子育てエッセイ№671『基準はなに?』

以前、小6の娘と小3の息子とダンナ、そしてワタクシの両親で遊園地に行った。

「子供の身長制限があるから乗れないものがある」
と聞いていたのだけれども、ようやく息子の身長も120㎝を超えた。

「僕、乗りたい乗り物に全~部乗れるね!」
と大はしゃぎ。

小6の娘は乗れるけど、小3の息子が乗れないと、かわいそうだという不公平感が無くなったと、大人はホッとしていた。


早速、ジェットコースターに乗ろうとしたら、係の人から大人だけに、ある注意書きを手渡された。

1、 身長は100㎝以上ですか?

そうそう、これこれ。息子は120㎝だから余裕でセーフと安心した。
ところが次の行の注意書きをみた、うちの母、一瞬、変な顔をした。

2、 高齢者ではありませんか?

そして、ワタクシにそっと耳打ちした。


「私ね、気持ちも見た目もメッチャ若いけれど、いわゆる高齢者なんだよね~」

そして、何事もなかったように、係の人に
「大丈夫!」
と言って、先に進んだ。

子どもは身長制限で絶対的にNGだけど、大人は自己申告でOK。

ほぉ~。


この注意書きをみて
「私、高齢者なので諦めます」
と言う人がいるのか。

「大人だけズルい!」
と言わない子供がいるのか。

「高齢者の基準はなに? 見た目? 実年齢? 気持ち?」
とツッコんでくる人はいないのか。

「私いくつに見える?」
とお客さんに絡まれゾンの係の人はいないのか。



メッチャ気になった。


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