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2分で読める子育てエッセイ【子供達が学校に行っているマニマニ】№89『一年に一度あるかないかの』

ダンナと家でお昼ご飯を食べていたら
「こうやって毎日ご飯が食べられるって贅沢だよね」
と言い出した。

え? どうした? なんのフラグ? それともなんか悪いものでも食べた?

いやいや、今、食べているのは昨日の夕飯の残り。しかも作ったのはワタクシなので、変なものを盛った覚えもない。

さっきテーブルを移動した時、ワタクシがうっかり、いろんなものをぶちまけてしまい、掃除も手伝ってもらったので、無意識に引け目を感じていたのか、柄にもなくダンナに感謝の言葉を口にしてしまった。

「ダンナのおかげで家族みーんなお腹いっぱい食べさせてもらってるよ~。ホント贅沢ね」

すると、まんざらでもないような顔でニヤリとするのかと思いきや、感動すらしているように見えた。

「そっか~。俺のおかげか~」

褒めない妻がダンナを褒める。
そんな一年に一度あるかないかのクリスマス前の奇跡。

ある意味なんかの前触れ。
そうですとも。

言うなら今しかない。

「以上の言葉が、ワタクシからのクリスマスプレゼントってことで。ワタクシのところにはリアルサンタさん来ると思うんだけど? 来るよね?」

台無し。


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