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基本の「き」。眠ることってとても大切。

植物療法のお悩みを受けるようになって気づいたことが、
結構多くの人が「睡眠」の悩みを抱えていること。
寝つきが悪いとか、途中で何度も目が覚めるとか、
大抵の人がそんな悩みを抱えています。

植物療法を勉強し始めて強く感じるようになったのが、
睡眠の質の大切さについて。
当たり前だけど、寝ること、その眠りの質が高いことって
本当に大切なんですよね。

きちんと眠ること。それはたくさんの機能を持っているのですが、例えば、以下のような働きをしてくれます。

①脳と体の休息
②ストレスの消去
③細胞の代謝による体の修復
④寝返りによる歪みや強張りの解消
⑤記憶の整理

などなど・・・
眠らずして、どうやって心身ともに健康的な毎日が遅れようか、
というくらい重要な役割を担っていることがわかりますよね。
睡眠は三大欲求の一つですが、眠ることって人間にとって
本当に本当に大切な行為なのです。

しかし睡眠も大変に奥が深いんですよね。
睡眠の質をあげるためにできることって決して一つではなく、
たくさんの要素が絡み合って、睡眠の質に影響してくるのです。

たとえば、眠気を誘うメラトニンというホルモンがあります。
メラトニンは、日中に太陽の光を浴びることによって生成されるのですが、
朝起きて太陽の光を浴びてから、14~16時間後に分泌されます。
つまり夜にしっかりと眠くなるための作業は、朝から始まっているということです。また、メラトニンはセロトニン(幸せホルモンとも呼ばれていますね)をもとに生成されていますが、セロトニンはトリプトファンというアミノ酸を材料にして作られます。なので、トリプトファンをしっかりと摂ることでセロトニンがきちんと作られる。
逆にいえば、トリプトファンが不足してセロトニンが十分に作られなければ、もちろんメラトニンだって十分に作られないということになります。

つまり、夜しっかりと眠くなるためには、
朝しっかりとトリプトファンを摂り、日中太陽の光を浴び、活動的に過ごすことでセロトニンが生成され、十分な量のセロトニンを元にして十分な量のメラトニンが分泌される、という流れが必要不可欠なのです。
それが、本来人間に備わった眠りのためのシステムです。

いくら眠るための植物療法をたくさん試したとしても、こういった基本的なところを見落としていたら、きちんと効果が体感できないという結果になりかねません。

なので、まず睡眠に悩んでいる人は、朝ごはんにトリプトファンを含む食べ物をたくさん食べましょう。また、併せてセロトニンをたくさん出す器官である腸を整えるための食べ物も、積極的に取り入れましょう。

朝食に食べるべき、トリプトファンを沢山含んでいて、
また、腸活にも良い食べ物は以下のような物があります。

納豆、味噌、醤油、ヨーグルトなどの発酵食品
バナナ、きなこ、はちみつ、カツオ(鰹節でもOK)
しらす、鮭、チーズ、ブロッコリーなどなど

例えばですが、
・しらすご飯とお味噌汁
・納豆ご飯とお味噌汁、
・バナナヨーグルトにはちみつときなこをかける
など、とってもおすすめです。
できる限り添加物が使われていなくて、ちゃんと発酵されたものだとなおよしです◎

朝はお腹が空かなくてコーヒーだけ・・なんて人も多いと思いますが、
そういう方は前日の食事の時間を早くしてみる、
食事の量を減らす、内容を消化に良い軽いものにする
など
ちょっとだけ調整してみるとよいかもしれません*

今回ご紹介したのは植物療法的な改善方法ではありませんが、
MULでは単にハーブや精油を使った改善方法ではなく、
基本的な生活習慣の見直しもご提案させていただいています。

なぜなら、やっぱり基本がとても大切だから!
基本が整っていないと、せっかくのハーブや精油の効果を
しっかりと心と体で感じることができないから!

というわけなんですね〜。

長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。
次回は植物療法的な睡眠の改善方法をご紹介したいと思います^^

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