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「ヒューマンライブラリー」と高校生

先日、後輩が持ってきたご縁でクレドシップさんの出張授業の一端を担わせていただきました。

クレドシップさんの詳細はわからないのですが、面白そうな代表面白そうな方々で運営されている面白そうな企業さんです。

キャリア論と人間力

今回の授業は高校生に対して行われていたものなのですが、私もがっつり参加させていただきました。普段は大学生に向けてもやっているそうで。

内容はざっくりとキャリア論と人間力?関係力?講座。

私が担ったのはキャリア論の一部の「ヒューマンライブラリー」という企画で、人間力講座の方は高校生と一緒に聴講させていただきました。

ヒューマンライブラリー

「ヒューマンライブラリー」というのは、この講座の中では、その名の通り、色々なヒューマンをライブラリーのように並べて話を聞いてもらおうというもの。

なので話し手はどんな人でもいいそうです。

といっても平日の午前中。
多少の偏りはあるのですが、私が参加した2日間でも色々な人に会いました。

引退したエンジニアの方。キャリアコンサルや経営コンサルの方。商社の営業マンやボランティア活動をしているおばあちゃん。

各々話のカラーが違って面白いです。

しかしこの企画の遊び心は、高校生に向けられているだけではありません。

ライブラリー参加者は、最初に5分間のプレゼンを行い、高校生に聞きに来てもらうような魅力を発信しなければならないのです。

ライブラリーの人数は4人。高校生が聞けるのは2人。

こっち側が実は測られているという構図。
なんとも遊び心が満載です。

ならば負けられないと、5分プレゼンの作成に着手。

考えた結果、今の高校生に向けて何を話したらいいかなんてわからないというところを逆手にとって、その場で聞きたいことを引き出していくというスタイルでいくことに。

もちろん高校に着いて秒速で、その授業に出ている高校生の属性とかは聞きました。

1回目は海外に興味があったり、今度オーストラリアに行くことが決まっていた子たち。

2回目は内部進学で理工系に進むことが決まっている子たち。

話すことが変わってくるのは当然だよなぁとターゲティングの重要性を再度確認できました。

そして幸い、私の属性も海外留学をしていた理系大学院生。

これは強いっすよね。
ありがたいことに多くの高校生に来ていただきました。


ただ反省するとすれば、タイムマネジメントとか質問を拾いながら行うスタイルの不公平性が拭いきれなかったことですね。

実はもっと少数に対してアプローチできると思っていたので、近い距離で会話のキャッチボールを行うつもりでした。

それが叶わず、突貫工事のようなスタイルで後半の30分×2回のプレゼンを行うことになってしまったのは反省すべきところです。

要するに準備と想定不足ですね。
あれだけ勝負は勝負が始まる前に決まっていると知ったつもりでいても、まだまだ甘々です。

ただその中でも十二分に等身大の自分と現時点での考え方、価値観を示すことはできたので、「ヒューマンライブラリー」として高校生に与えた価値はあったのかなと思います。

本音を言うと、1人ぐらいそのあとに連絡をくれれば、こっちとしてはもっと「成功」だったのかなと思いますね。

「人との繋がり」や「行動ありき」ということを説いただけに。


キャリア論のパートではこの企画の他にも、色々な質問が高校生に投げかけられていました。

その都度、周りと話をしながら自分で考えるということを徹底して行っていたように思います。

人間力?関係力?講座

この部分のポイントは1つだけ。

「傾聴せよ。」

「会話」と「対話」と「議論」の定義すら私は知らなかったのですが、昨今では「対話」が重要視されているようです。

その対話のなかで行われているのが傾聴。

就職の自己分析なんかでは自分の内面を掘り下げたこともあったと思いますが、それを他人に促すことが傾聴なのだと知りました。

クレドシップの代表の板井さんの話によると、
経営コンサルなんかでも、取引先の会社の代表の言葉を引き出す「傾聴」を行うことが重要になってきているそうです。

なにがしたいのか?なぜなのか?
有名なトヨタの「5回なぜを唱える」みたいなものですね。
それを外的なものに意外な切り口から促されることで、自分自身を深堀していくことが出来るみたいです。

ちなみにこのワークショップでは、この傾聴の実践として「修羅場のカップル」の仲裁なんかをさせられていました。

感情論の会話から、一度対話を経て、結論を出すべく議論へと進む。

こんなケースでも、こういったスキルは活きるみたいです。

なので傾聴について気になった方はもう少し調べてみるといいかもしれません。

かく言う私はついしゃべりすぎてしまうタイプなので、トレーニングが必要なんですけど、意識的に友人とでもしてみようと思います。


こんな授業を企画、運営してくださったクレドシップさん。
もしかしたら私の方が高校生より刺さっていたかもしれません笑

ありがとうございました。

これを読んでクレドシップが気になった方はぜひこちらも見てみてください。


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