【乗せる想い】プリン横流し事件

私がまだ幼稚園児だったか
小学校低学年だったかくらいの時のこと。

母に、自分のおやつだったプリンをあげたら、

「ありがとう。」

と言ってくれたものの、
そのまま私の目の前で
弟に横流しされた事があった。


私は怒って、

「それは、お母さんにあげたのに!」

って抗議したけど、

「あんたが一度お母さんにくれたものは、お母さんのもの。
その後、お母さんがどうしようと、お母さんの勝手やろ?」

と言われた。


プリンを横流しした母にも腹が立ったけど、
それよりも、弟に対する怒りの方が大きかった。
自分の分は食べたくせに
余分にもう一つプリンをゲットした弟が憎らしかった。


弟は小さかったから、
何も理解できなかったようで
嬉しそうにプリンを食べていた。


何年もの間、
弟がプリンを余分にゲットした事に対して
怒っていたのだと思っていたけれど、
本当のところは

『お母さんの喜ぶ顔が見たい!』

そう思って
プリンを差し出したのに
その気持ちを踏みにじられたような気がしたから
悲しくて、怒りが湧いてきていたのだ。


自分はプリンを食べ損ねるわ、
お母さんがプリンを食べて
嬉しそうな顔しているのは見れないわ、
予想外の展開で
弟にプリンが横流しされるわで、
小さな私にとっての大事件だった。


※もう大昔の出来事だから、
このプリン横流し事件のせいで
母や弟との関係が壊れたままとかでは全くない。

そもそも
二人ともこの事件の事など覚えていないと思う。


ここ最近、
Amazon欲しい物リストの話題で盛り上がっていて、
それも

『”乗せられている想い”を受け取るのが嬉しいんよなー!』

って思った。

だって、正直言って、
自分でも買える値段のモノを
プレゼントして頂くことだってあるわけで
それなら、
わざわざAmazon欲しい物リストに載せなくても
自分で買えばいいだけの話。


プレゼントにしろお金にしろ、
感謝の気持ち、労いの気持ち、
応援したい!という気持ちなどを乗せるための
ツールの一つだなぁ…って改めて思った。

何かワクワクするモノのために使わせて頂きます♪ サポートありがとうございます☆