オヤジの思ひ出話~第12話「入社式」
明日から4月、新年度が始まります。退職の身には全く関係のない節目となりますが、在職中には年度の切り替えはやはり意識しました。それは地域紙での記者経験が長かったからかもしれません。
4月早々の取材といえば、入学式と入社式が定番です。とくに入社式は、毎年のように市町村役場や地元大手企業などで取材させていただき、フレッシュマンたちの姿を記事で紹介していました。
市町村長や企業の社長さんからは、新入社員に期待する言葉とともに、自己研鑽や社会貢献などを求める激励が投げかけられます。緊張しまくっている彼ら、彼女らにどの程度伝わったのかは別としてですが(苦笑)
「自己研鑽」という言葉は昔から使われてきました。かつては「会社や組織のために研鑽してくれ」という意味合いが強かったですが、今は文字通り「自分自身をブラッシュアップする」との考えに基づいています。
学生との最大の違いは「成果に対する報酬がある」ことです。年功序列の時代以上に、より一層成果を求められるようになっています。そのためにも自己研鑽が欠かせないことは言うまでもありません。
もっとも、私がフレッシュマンを見ながら思っていたことは「俺にもこんな時代があったなあ」「出世する者と脱落する者がいるんだろうなあ」という、取材とは関係ない余計なことばかりだったですね(笑)
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