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オヤジの思ひ出話~第1話「初出勤の日のこと」

「オヤジの思ひ出話」というタイトルで、若かりし頃の昔話や旅行、飲み歩きの思い出、さらには苦しかったり、辛かったりした経験談などを、週一ペースで綴っていきたいと思います。


第1話は「初出勤の日のこと」です。2020年末をもって、勤めている会社の勤務から引退いたしました。大学を卒業して今の会社に就職して以来、37年間何とか勤め上げられたのです。

引退してから時々思い浮かべるのは、初出勤の日のことです。先ほど「卒業して就職した」と書きましたが、厳密には大学4年在籍中の1月下旬に、アルバイトの身分で今の会社に事実上「就職」していました。

友人たちからは「残り少ない大学生活を楽しんだ方がいいんじゃない?」と言われましたが、通勤のための自家用車を買う資金を稼がねばならなかったため、アルバイトという選択をしました。

初出勤の日は、リクルートで何度も着たスーツに身を包み、経験したことがない緊張感の中で出社したのです。その日は、ずっと緊張しっ放しだったせいか、頭がボーっとしたまま終わってしまいました(苦笑)

今振り返ってみると、あんな緊張感は在職中でも「最初で最後だった」と思います。初対面が苦手な性格に加え、仕事への不安と社会人生活への期待が交錯し、緊張感をより一層増幅させたのでしょうね。


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