新人投資家の戯れ言~その8「資産・銘柄の分散投資」
こつこつと積み立てていく投資のやり方によって、「時間」の分散が図れることが分かりました。実際に投資信託商品を購入する場面になったところで、さらなるリスク回避の手段を講じたいと思います。
それは「資産・銘柄」と「国・地域」の分散です。投資信託は、複数の資産を組み合わせた金融商品なので、どういう組み合わせがよいのかを考えます。加えて、国内、海外先進国、海外新興国といった要素を絡めます。
投資信託の資産には、株式、債券、リート(不動産投資信託)などがあります。リートは、投資家から集めた資金で不動産を運用するための仕組みで、少額からでも不動産投資が出来るというのが特徴です。
リスクに対処するためには、異なる値動きの商品を購入するという考え方が必要です。例えば、すべてを株式にしてしまうと、株価が暴落した時にはすべて下落商品となってしまい、損失を覚悟しなければなりません。
これに対処するため、債券を持っておくのも一つの手段です。株式と債券は真逆の値動きをします。株価が暴落しても、逆に債券は値上がりする可能性があるので、リスクを幾分かでも緩和する効果が期待できます。
投資信託の中には、株式と債券を組み合わせた商品もありますので、バランスをよく考えてチョイスしたいところです。そのうえで、次回は「国・地域」の分散について触れてみたいと思います(つづく)
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