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-呼吸について-

筋トレ効果を高めたい方には必見の内容となっています!是非最後までご覧いただければ幸いです!

まだまだ勉強中ですが、今学んで大切だと確信した、その「鼻呼吸」について解説していきます。
僕的には「呼吸を制すれば、人生を制する」と豪語出来るほど、呼吸は大事だと感じます。
ちょっと豪語し過ぎたかもしれません、、、笑

-目次-
1.現代社会における呼吸過多について
2.呼吸のメカニズムについて
3.口呼吸と鼻呼吸
4.二酸化炭素の大事な役割
5.正しい呼吸とは
6.最後に

1.現代社会における呼吸過多について

現代の日本はストレス社会と言われています。人はストレスを抱えると、呼吸が浅く速くなります。これは簡単に言えば自律神経の、交感神経が優位になる為です。逆に、副交感神経が優位になれば、心が落ち着き呼吸は穏やかになります。
その為、日本のストレス社会で生活するほとんどの人は、普段から呼吸が速くなり、1分間で肺に取り込む呼吸量が増えて呼吸過多という状態に陥っています。
自分が呼吸過多かどうか、わからない方は次のエクササイズを試してみて下さい。
①自然な呼吸で息を吸う
②軽く息を吐いて、息を止める
③息を吸いたいという欲求がきたら息を吸う
※息苦しいギリギリの所まで止めるのは、NGです🙅‍♀️
 あくまで次に息が吸いたいという脳の指令で息を吸います。
このエクササイズの秒数が20秒以外であれば呼吸過多の範囲だと言われています。
目標値は40秒です。
恐らく、ほとんどの方が20秒に、達する事が出来ないのではないかと考えられます。
しかし、それが悪いのではなくストレス社会ですので仕方がないのです。

2.呼吸のメカニズムについて

人は呼吸をする時、何が基準となっているかと言うと、「酸素を吸いなさい」という命令では無く、「二酸化炭素を吐きなさい」という命令で呼吸を行います。つまり、脳が体内に二酸化炭素が多いと感じる度に呼吸をします。
血液中の酸素濃度は95〜99%と常に飽和状態に保たれています。
そこで、重要なことは二酸化炭素濃度です。二酸化炭素濃度が高くなると、「呼吸をしろ」と命令がでて呼吸を開始します。しかし、ここで口呼吸をしていると二酸化炭素濃度が高くなくても、高いと脳が判断して「呼吸をしろ」と命令を出してしまうのです。
むしろ、二酸化炭素濃度が低い状態に陥ってしまいます。これが呼吸過多への第一歩です。
どういうことか、口呼吸と鼻呼吸について解説していきます。

3.口呼吸と鼻呼吸

まず、前提として人の体は
鼻は呼吸の為にあり、口は食べる為にあります。
○鼻呼吸の3つの利点○
①口呼吸に比べ、50%吸気抵抗がある。
 (口呼吸みたいに沢山空気を吸えない)
②乾燥した空気を加湿して肺に送る
③細菌、バクテリアを除去する
これに対して口呼吸は、呼吸の為の上記の3つの機能はありません。そのため、乾燥した汚い空気を大量に肺に送り込む、そんな最悪なイメージです。

4.二酸化炭素の大事な役割

二酸化炭素濃度が高くなくても、「呼吸をしろ」という命令が出てしまうメカニズムの前に二酸化炭素の役割についても説明しておきます。
○二酸化炭素の役割○
①血液中の酸素が体内の細胞に放出されるのを助ける
②気道と血管の壁の平滑筋を拡張する
③血液中のpH値を調整する
という事は、二酸化炭素濃度が低いと体内に酸素が放出されなくなり、体が酸素が足りず効率的に動かなくなり疲れやすい体になります。

ここで、口呼吸をすると二酸化炭素濃度が高くなくても「呼吸をしろ」と命令が出てしまうメカニズムについて解説です。
口呼吸すると、大量の空気が肺に送られます。
酸素濃度は常に飽和状態にありますので、大量に空気が入るとただただ二酸化炭素濃度が上昇し、すぐに二酸化炭素を吐き出す為に「呼吸をしろ」と命令が出て呼吸をするのです。さらに、吸う量が多いと吐く量も多くなりますので、より沢山の二酸化炭素を吐き出す事になります。二酸化炭素濃度も下がります。
口呼吸に慣れて、このような呼吸過多が慢性化すると、二酸化炭素に対して過剰に反応してしまい(二酸化炭素耐性が下がる)二酸化炭素濃度が下がっていても「呼吸をしろ」と命令が出て呼吸量がどんどん増えていくのです。

5.ここで伝える正しい呼吸とは

前述の4項目を踏まえて、正しい呼吸とは
鼻呼吸をして、綺麗で加湿された空気を適量を肺に入れる事。そして、適量を吐く。
酸素濃度は基本常に飽和状態ですので、二酸化炭素濃度が一定値を保てるように、呼吸量が増えない穏やかな鼻呼吸が正しい呼吸だと判断出来ます。

6、最後に

色々な方に指導できる様、鼻呼吸についてこれからも学んでいこうと思います。
また、呼吸が与える力はまだまだ序章に過ぎません。
呼吸でのアスリート向けパフォーマンスアップや、リラックス効果と瞑想の効果等、また解説出来たらと思います。

なぜ鼻呼吸が大事なのか少しご理解頂けたかと思います。これを知って筋トレをするのと知らないでは、雲泥の差があります。せっかくこ素晴らしいfitnessとしての筋トレを最大限に効果を引き伸ばすべく少しずつ勉強していこうと思います。

最後まで読んで頂き有り難うございました。
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