断捨離と戦う「創造心」

ここ最近というか、コロナ禍で在宅時間が増えたせいか
やたら断捨離やミニマリストの文字が目に入るようになった。

私はどちらかというと浪費家でものを集めがちな人間だ。
本棚から本は溢れているし、クローゼットも服やカバンが詰め込まれている。
でも、ミニマリストの本を読むようになって、少しずつ断捨離しようと決意し始めた。

古くはこんまりさんの本や

最近では、ミニマリストtakeruさんの本や

ジョシュア・ベッカーさんの本も衝撃的でおすすめな本だ。

でも、子供たちが一所懸命作った作品をどうするか悩んだときにふと思ってしまう。

こんなに一生懸命がんばって作ったものを、時間が経って捨ててしまうのなら創作なんて意味がないのでは?」

と私自身思ってしまったし、子どもたちもいつか感じてしまうのではないか?と。

「モノが少ないほうがメンタルが安定する」
「モノが少ないほうが幸せになれる」

など、断捨離の本やミニマリストたちが声高に叫べば叫ぶほど
「いいものを作り出したい!」と思っても
結局捨てられるなら、作り出さないほうがいいのではないか?と創作意欲にストップがかけられてしまった。

私はものを作り出すことが大好きだ。
日々の料理にしても、書道の作品やハンドメイドで作ってきたものや
この執筆だってモノを作り出している。

でも不要になったらゴミになってしまうのか?と怖くなって
一時期創作できなくなってしまっていた。

子供たちにも作品を作っても
「どうせゴミになるんだから作るのやめなさい」って
教えるのはきっと間違っている。

でもどうすれば?


結局世間を見渡してみたら、「創作物」で溢れているんだということに気がついた。

今見ているPCだってスマホだって
大勢の人たちの「良いものを作り出したい」という情熱があったから
生まれている。
すでに既存しているものをより良い品質にするにはどうしたらいいかと考えられて改良が重ねられている。
そうじゃないとお金を稼げないし、生きていけない。
それに人間は何も物を持たなくなったとしても
やはり何かを作り出しているんだと思う。
それが人間の本能なんだ。

そして「創作に夢中になっている人間の姿は美しい」

だから創作し続けていくことは間違っていない。
もっともっと創作してもいいんだ。

ただ、今はモノに溢れすぎていて本当に必要なものだけを見極めるのに
たいへんな労力がいる。
広告に踊らされて簡単に購入してしまう。
だから、何のために買ったのか覚えていないモノも溢れてしまう。
不必要なモノは手放してもいいけれど、
自分が必要だと思ったものは持っていていいし、作り出しても良い。

断捨離と創造心。
この2つの相反する心をどうやってバランスをとるのか?
今も模索中で、不安になりながら
一年着ていないワンピースを一枚捨てて
今度ワンピースを作ってみたいなあと思う今日のワタシでした。

創造心を高めるにはこちらの2冊がおすすめ。


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