#25 「美しくある」ということ

僕は、自分が生きる理念として持っておきたいな
って思うことは

「美しくありたい」って思う

僕の場合の
「美しくありたい」っていうのは

何か他のものに依存しないでも
自分ひとりで生計を立てられるものを持っていること
だと思ってる。


他のものに依存しなくては
生活ができない、ってことになると

何か、色々いびつさが出てきて
卑屈になってしまうのではないかと思う。

卑屈な悪口ばっかり考えるようになってしまうのではないかと思う。

とある士業の事務所で働いたことがあるんだけど

その事務所の代表は
自分で仕事をとってこずに
全て知り合いの外部の営業がうまい人に任せていた。

その外注先の一存で
売上が全然違ってくる。


外注先の人も
自分が案件をとってこなければ
回らないことを知っているから

ものすごく横柄な振る舞いになってて

いわゆる「ナメたこと」を色々してくる。


その人が事務所に来たら
あたかも自分が代表かのように
職員に横柄な態度で接してきたりして


でも、代表もその人に刺激するようなことが言えない。

そして、その人が帰ったら
その人の悪口大会が始まる。

でも、その人に頼らないと
やっていけない。


メインの収入源が
その外注先がひとつになってしまっているからだ。


他の収入源があれば、
きっと外注先も
自分以外の収入源が確立しているから
ナメたことができないと
襟を正した態度になってくるだろう。


でも、そこで、その代表が考えたことは
営業をやってくれる職員を雇用しよう、ということ。

自分で営業をやらない。


その代表は、
内向的なタイプで
あんまり自分で人間関係を構築していったりすることが
苦手のようだ。


しかし、営業をやってくれる職員が入ってきても
自分で営業をやったことがない、やれない人が
その職員をマネジメントなんてできるわけがない。

どんな偉そうなことをいっても
その職員には届かない。

入っては辞め、入っては辞めと
営業職員は定着しなかった。

それを見て、とても反面教師になったというか。


やっぱり
自分で何か事業をやるなら
基盤は、地道に自分で開拓して
構築した人間関係によってやっていくべきだ。


その基盤から、外部に依存している状態では、
先々、本当にいびつな状態になってしまう。

自分ひとりで生計が回るものを持っていれば、
相手もそれを知っているから
ナメたことができない。


NOな時にNOが言えない。

いびつな状態になってしまう。

いつも卑屈に考えるような生き方になってしまう。


そんな事務所の代表、様子を見ながら
そういうことを学んだ。

その代表は、ずっと卑屈に
首根っこをその悪徳の外注先につかまれながら
やっていかなければならない。


ああはなりたくないと思う。

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