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鉄道の楽しみ方 #3 『JR西日本の新快速Aシートに乗ってみよう』

ようやく、JR西日本の有料座席サービス、新快速Aシートに乗ってみた。
Aシートは、従来の新快速に1両だけ指定席車両が設定されていてプラス料金で利用できるというものだ。

JR西日本の新快速電車は速くて頻度が多くて便利である。
だけど、何が足りないかというと、座れるかどうかということと、快適性だった。
ここに来て、確実に座れることと、快適性を補うサービスが誕生したのだ。

今のところ、Aシートの本数はかなり少ないので、
頻度という点で、本来の新快速電車の素晴らしさが享受できないという部分がある。
だけど、これから、本数が増えてくる可能性はあるので、より利便性が上がっていくことを期待したい。

乗ってみると、シートは特急列車並みで、乗り心地もかなりよかった。

雰囲気は特急


テーブルがあるので、パソコンをいじったり、飲み物を置いたりすることもできる。

机があるのがいい。コンセントもあるらしい。


どういうわけか、乗り心地がいいと、時間も早く過ぎて、あっという間に姫路に着いてしまった気がした。
(いつもより早く着くわけはない)

Aシートからだといつもの新快速よりも特別な景色に感じる。

ところで、最近、思ったのはどういうものにプラスしてお金を払うのか、ということだ。
例えば、カフェで500円払ってコーヒーを飲む、という場合に、コーヒーそのものだけに500円を払っているわけではないと思う。
居心地とか、快適さとか、何かをやるスペースとか、そういうものにもお金を払っているのではないかと思う。
電車も然りで、カフェのような使われ方、
つまり、座って本を読んだり、ちょっとした作業をしたり、そういう使われ方に対する需要はあると思う。
しかも移動中にというオプションもあるわけだ。
移動中にカフェのような時間の使い方ができますよ、というコンセプトは十分、受け入れられるものだと思う。
そう考えると、1時間ほどの移動で、プラス800円ほど払って快適な空間を得られるというのは、それほど高いものでもないのかもしれない。

もうその流れはあるのかもしれないけれど、鉄道各社は、快適性を競う時代に入るのかもしれない。
スピード、価格、に加えて、快適性という分野でも、選択肢がもっと増えればいいのだけれど、と思う。

現在、ネットからチケットレスだと390円というキャンペーンもやっています。
これはかなり安いのではないかな、と思います。
乗る前は、座れるだけでしょ、という気もしていたのですが、
一度乗ってみたら、クセになってしまいそうな何かがあります。


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