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地震大国のなかの建物を考える

今日は東日本大震災からちょうど13年になります。
忘れもしない午後2時46分。
静岡県にて私は友人と一緒にある勉強会に参加していました。
あまりの揺れの激しさに震源地は静岡県だと思ったのですが、ニュ-スを見てみると震源地は東北地方ということでびっくりしたことを覚えています。
帰りの新幹線は運航停止状態が続き、2時間ぐらい遅れて運航を再開しました。
本当に大惨事で言葉もありません。
あらためて、亡くなられた方、ご遺族の方、被災された方に哀悼の意を表します。
また、昨年鑑賞した映画「生きる―大川小学校津波裁判を闘った人たち―」を一人でも多くの方に見てもらいたいなあと思います。
子を持つ親として胸に迫りくるドキュメンタリ-映画でした。
地震自体は天災かもしれませんが、その後の「人災」について多くのことを学び知ることができるからです。
そして時間軸を現在に戻せば、南海トラフ地震がどのくらいの確率でいつ起こるか?に注目が集まっています。
こればっかりはわからない。でも考えておいた方がいいと思います。備えあれば憂いなしです。
建物には建築基準法上の耐震基準があって、それが1981年6月を境に改正されました。1981年6月以前を旧耐震基準、1981年6月以降を新耐震基準と呼んでいます。簡単に言えば、新耐震基準では地震への耐震性がより強くなったということです。
ここで気を付けなければいけないのは、建物が建った新築年月日ではなく、建築確認を受けた時点において旧新耐震基準だったのか、新耐震基準だったのかということです。
古くて老朽化した建物は安価なので自己物件や投資物件として好んで購入される方を見かけますが耐震性には気を付けたほうがいいですね。
旧耐震基準の建物では耐震補強がされているかどうか、されていないならば耐震補強ができるかどうかなどチェックする必要があります。
多くの方は借金して不動産を購入しますが、地震で建物が倒壊したり破損したりすると借金返済もままならなく可能性があります。
本年も地震が起こっていますが、地震大国のなかにおける建物の選び方はよく考えたほうがいいと思います。
まもなく2時46分です。
黙祷。


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