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見守り電気の現状

以前NOTEを書いていて、見守り電気は逆に反響をたくさん頂きました。これは大きな会社さんも含めて実際に打ち合わせなどをさせて頂きました。この間にコロナとなり、打ち合わせもままならない状況になってしまいましたが、見守り電気こそコロナ向けの商材となっています。従来はご近所さんとかボランティアさんが見に行ってくれていたなどのケースでしたが、コロナでそれが難しい環境になったからです。コロナの間も見守り電気は完全オフラインで加入様が増えておりました。
そしてユーザーさんが増えるといろいろなご意見を頂戴することがあります。
見守り電気は独居高齢者の方がもし亡くなられた場合に24時間程度で通知を出す仕組みです。それって実は入居者さんから見ると、けっこうぶっそうなもので、実際に私も入居対象となる何人もの方々とお話をさせて頂きましたが、みなさんの共通のご意見は「オレはそう簡単に死なないよ」という否定的なご意見でした。見守り電気の仕組みを使って、普段の生活のお役に立てるサービスを構築できないか、それを考えました。そして先月に見守り電気の仕組みを使って認知症の初期状態を検出する特許を取得いたしました。
特許ですからいろいろと詳細な内容がありますから、全部を今書くのは難しいので少しずつ書いていきます。
見守り電気の原理からご説明します。電力の仕組みは30分毎に需要量(お客様が使う電力量)供給量(用意して送る電力量)が等しくないとなりません。これは30分毎に発電される電力量と消費される電力量がほぼ等しくならないと停電などが発生するからです。(これは詳しく書くと長いのでご要望があれば書きます)そのため30分毎に当社が供給しているお客様の使用量がスマートメーター経由で集計されて当社に送られてきます。これを30分値といいます。この30分値を毎日24時間集計します。集計して傾向を把握してAIで使用者の特性を把握します。この辺の中身はブラックボックス(非公開)です。そして、どうもおかしい「いつもと違う」という状況が察知されると、メールで「おかしいですよ」の通知を出します。もしくは電話で確認を入れます。不在などの細かい対応もできています。24時ですから、具合が悪いなどの「状況把握」は難しく、不在だったり、万一は亡くなられていた時がそのタイミングです。
そうなると、よっぽどでない限り機能が発揮されないことなり、商売としてはちょっと売り方が難しい商品になります。そのためいくつかの付加機能を付けています。ひとつはエアコン警報です。これは高齢の方の特性で、暑さをあまり体感できない傾向があります。疾病ではありません。感覚の鈍化に近いです。そのため4月の電力量と比較して明らかに差が少ない場合の昼間帯を見つけると電話をする仕組みです。これは人間が電話をかけています。「エアコンつけてね」というメールを出すことも検討していますが、ほぼ説得に近い行為なので、やはり電話になります。実際は大赤字ビジネスです(笑)。それともう一つが認知症の可能性がある程度あるかもしれない状況を見つける機能です。これがパテント取得できました。
次回は見守り電気で認知症の可能性を見つける仕組みを解説します。


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