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結果を残せなかったあの時の自分へ

私は誰のことも信じられなかった時期がある。

会社の中で信頼できる人がいなくて自分のキャリアが分からなくなっていた。

希望の部署ではないところに配属されやる気が沸かないままただ時間だけが過ぎていったあの日々。
人事考課という名の忖度に自分の未来に希望が持てず絶望していたあの頃の私へ。

もしもあの試験を受けていたら?


そんな時に、一度だけある資格試験の話が持ち上がった。
それは現場の職員が取得する資格で私の領域とは畑違いの資格だった。

当時は部署の異動に恐怖とストレスを感じていて来年の自分がどこの部署にいて、なんの仕事をしているのか?どんな経験を積んでどんな知識を得て自分が成長しているのか?が分からなかった。

ゼネラリストを育成するための異動でもなくただプロフェッショナルを育てないための異動が続き、疲弊していた私は会社から期待されていない上に最終的に現場の資格まで取らせるなんて、無茶苦茶なキャリア開発だなと。

そう思って私は試験を受けずに落ちたふりをした。

それが功を奏したのかはまだ分からない

結局、それが功を奏したのかは今はまだ分からない。
出産を経て結局また違う部署に異動した(現場ではない)

当時の私が恐れていたことはオフィスワークなのに現場の仕事に異動事例が出て辞めさせる風潮になることに怯えていた。

期待されていないしこれから出産の予定があるなら育児で忙しいから仕事できないよね?って烙印を押されて、
現場に行って辞めてくれないかなってそう思っているように見えてその資格を取らせる目的も何も分からず結局私は辞めた


復職後にその資格を取った人の末路

育休あけに会社に行ったら事務員で現場の資格を取った人がいた。
(なぜかは不明)

そしたらその人は昇進して部長補佐に上り詰めていた。

資格があれば私も昇進したのかなって思うけど、私とあの人は状況が違う。
私には家庭があるけどあの人は未婚で好きなだけ残業して仕事ができる。

もしも資格を取っていたとしても昇進していたとしても思うように働けなかったか、希望していない部署に配属されただけだったかもしれない。

だからあの時の私がした選択は現状維持だった。

入社以降、維持できない現状を維持しようとしている私


意味のわからない会社の人事に振り回されて明日がどうなるか、来年がどうなるのかわからない中でなんとか自分の居場所を守ろうと必死だった。

そのためには目立たない、自己主張をしない、何も変えない
ということをしてきた。

結果がどうだったかというと、現状維持はできずに振り回されているだけだった。

私は自分のキャリアをもっと確かなものにしていきたいし、自分の得意分野で好きな領域の勉強を突き詰めていきたいと思っている。

今日まで指導者に恵まれず、上司に恵まれず、仕事に恵まれなかった私は
あるときから家庭を優先することにしてプライベートの充実だけを守ってきた。

だけどそれだけだと自分の人生の納得感もやり切った感もないし昇給もないし評価されないままでモチベーションのない毎日を過ごすことになる。

職場に行くと世界が白黒に見えて希望もない。

そして私のような働き方をしている人には昇給はないと言われたのだ。

現状を変えるために

会社の規則や人事効果が意味を成さず、昇進も昇給も望めないのならまずは自分が変わって自己主張をしたりアピールして変化に恐れないように立ち向かってみようと思う。

それでもやっぱり会社の対応は変わらないし私もやりがいがないなと思ったら、この会社にいる意味がないので転職する。

状況的にすぐには辞められないからひとまず環境が落ち着く3年を目処に取り組むことにする。

3年経つと保育料が減り奨学金も終わって経済的に少し楽になれる。
そのタイミングで自分が一時的に仕事を変えても問題がないって思う。

だからそれまで私は頑張ろうと思う。

あの時の自分へ、
現状時だけど確かにプライベートは充実しているよ。
何も変えれないし自分の中長期的なキャリア開発は計画通り行かなくて悲しい毎日だけど、
唯一自分の手で現状を変えられた子どもを授かるということ。

育児しながらまだもっと学びたいがんばりたいって思っている私、よくやっているよ。