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【日本酒】日本酒チャートについて~爽酒編~

【ベン図】日本酒解説3

【爽酒】香り高いタイプ

今回は、日本酒チャートの左上に位置する「爽酒」についてご紹介します。「味がライトでシンプル」で「キレが良い」軽快でなめらかな飲み口が特徴となっています。

日本酒としては、典型的な淡麗辛口に位置付けられます。「淡麗」「キレがある」「飲みやすい」などと表現されることが多いです。

該当する日本酒としては、醸造アルコール添加量の多い普通酒や本醸造酒、加熱殺菌(火入れ)をしていない生酒、低アルコールの日本酒などが該当します。
こういった日本酒は比較的低コストで製造できることから、日本酒の中でも最も多いタイプであると言われています。

飲用温度

【適した温度:5〜10℃】

基本的には冷酒が適しています。あまり冷やすしぎると苦味が表に出てしまうので、注意が必要です。

香りの表現

「レモンの皮」「バジル」「クレソン」「三つ葉」等

相性の良い料理

このタイプのお酒は梅雨のジメジメした季節や夏の暑い日に飲見たくなるような、サラッとスッキリした飲み方が特徴です。最近増えている微炭酸の日本酒などで香り高くないお酒はこのタイプに位置付けられます。

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夏野菜を使ったお料理に爽酒を合わせてみるのはいかがでしょうか。

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夏野菜代表のトマトとアスパラのパスタに、ワイングラスに注いだ微炭酸の日本酒なんてとてもお洒落ではありませんか。

以前ご紹介しました薫酒と同様に、爽酒はランチに合わせる日本酒としても適していると言えるのではないでしょうか。

苦味、スパイス(刺激)を利用するのであれば、ハーブ塩で味わう天麩羅や、キュウリのお漬物、ゴーヤチャンプルや麻婆茄子なども合いそうです。

さらに個人的には、このタイプのお酒はお寿司にも合うのではないかなと思っております。

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香りも控えめで、飲み口スッキリの爽酒はお料理の邪魔をしません。
ただ、あくまでお料理をメインとし、お酒はサブとして添えてお食事を楽しむ場合の考え方なので、お酒メインのお食事となるとまた違ってくるかもしれません。

お酢や白味噌、出汁など比較的薄口の味付けが多い和食では、主張しない軽快な飲み口であるお酒は合わせやすいのではないかと考えます。

爽酒の例


・本醸造 菊正宗(兵庫県)
・白鶴マル (兵庫県)
・純米吟醸 上善如水 (新潟県)


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次回は醇酒についてご紹介します。

ぷらずまいこ

参考:NPO法人FBO『日本酒の基』



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