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【日本酒】日本酒チャートについて~薫酒編~

【ベン図】日本酒解説

【薫酒】香り高いタイプ

今回は、以前ご紹介しました日本酒チャートの左上に位置する「薫酒」についてご紹介します。
「味がシンプル」で「香りが高い」華やかでフルーツのような香りが特徴となっています。

「フルーティーな」等とよく果実に例えられますが、これは吟醸酵母を使用することで吟醸香と呼ばれる香りが生成しているためです。

「純米大吟醸酒」「大吟醸酒」「純米吟醸酒」「吟醸酒」等に多く見られます。このように香り高いお酒だと、華やかな香味を生かせるように口径が大きなワイングラスで提供されることも少なくないかと思います。

さらに、お料理を楽しむ前の食前酒にも向いています。イタリアン、フレンチにも組み合わせられるところも特徴です。とてもおしゃれな日本酒ですよね・・!

飲用温度

【適した温度:8〜15℃】

基本的には冷酒が適していますが、香り高さを損なわない程度に冷やすのがベストと言われています。
冷やしすぎてしまうと、香りが損なわれてしまい、酸味や苦味などの不快な味が際立ってしまう可能性があります。

香りの表現

「完熟したリンゴ」「黄桃」「アプリコット」「マスカット」等

相性の良い料理

先ほど申し上げました通り、イタリアンやフレンチに組み合わせられます。カルパッチョ、生ハムサラダ、キッシュ・・

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カフェランチには薫酒が合いそうですね。

日本料理では「茹でた菜の花 柑橘風味」や「山菜のおひたし」「ふきのとうの天麩羅」「筍の炊き込みご飯」はいかがでしょうか。
食材では「山菜類、菜の花、タケノコ、ワカメ、セロリ、カイワレ菜、柑橘類等」が適切だと言われています。

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さらに、適切な調理法としては「蒸す、茹でる」、味付けは「酸味」と言われています。華やかな香りと酸みが特徴の薫酒とは最高の組み合わせになるのではないでしょうか。

薫酒の例

・本醸造酒 十四代(山形県)
・純米大吟醸酒 獺祭(山口県)
・大吟醸酒 黒龍(福井県)
・純米吟醸酒 出羽桜(山形県)


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本日は以上です。次回は爽酒についてご紹介します。

ぷらずまいこ

参考:NPO法人FBO『日本酒の基』


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