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MYコンパス卒業生インタビュー【3】「ワーママの異業種への転職」岡崎純子さん

過去4年間、MYコンパスが実施してきたオンラインキャリア講座。
受講生の数は300名を超え、たくさんの女性のライフシフトを支援してきました。今回からそのオンラインキャリア講座の卒業生インタビューをシリーズでお届けします。

ひとりひとりの女性の生き方がご自身のライフキャリアの参考になれば嬉しいです。

今回インタビューさせていただくのは、人材業界から全く異業種のリノベーション会社へと転職をされ、副業等でも活躍されている岡崎純子さんです。

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岡崎純子さん プロフィール
Brfore▶人材サービス会社勤務。復帰直後の異動にモヤモヤ。
After▶異業種リノベーション会社へ転職、副業やイベント講師として活躍。

MYコンパスアカデミー5期卒業。2児の母。
14年務めた人材サービス会社から全くの異業種であるリノベーション会社へ転職。副業として個人のキャリア相談や企業のイベント講師として登壇するなど、パラレルキャリアを実践。

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Q:MYコンパスの講座を受講した当時を振り返るとどんな状況でしたか?

ひかりさんに初めてお会いしたのは、ちょうど2人目の育休明けて半年ぐらい経った頃に開かれた少人数でのお茶会でした。初対面だったのに自己紹介をしながら私が泣き出してしまったくらい当時は悩んでいました。

私は出産する前は本社で企画やマーケティングの仕事をして、管理職をやっていました。一人目の育休から復帰した時にワーママで、管理職の仕事はきついと思い、ポジションダウンをして、そのまま二人目の産休育休に入ったんです。

そして二人目の復帰の時に、「企画ではなく営業行け」と突然の異動の辞令があり、びっくりしたし、ショックでした。

今まで、順調に管理職にもなって、キャリアを進んできたと自分では思っていたのに、そういうの関係ないんだなと思ったり。復帰しても管理職やれないんだったら「現場で営業してお金稼いでこい」というようなことなのかなって、自分の方でもその辞令を過大解釈してショックを受けていました。
自分の中でもうこの仕事やるしかないけどやりたくない。っていうなんかもう八方塞がりのような状態でした。

そんなモヤモヤがピークの時にひかりさんに会って、そこで思いの丈が溢れすぎて大号泣してしまいました。

今思うと会社としてはワーママの私のことを思って、営業の仕事の方が仕事の調整が付きやすいからと配慮してくれたんだと思うんですが、その当時はいい方向に考えられなかったです。

Q:そんなどん底の気持ちからどう切り替えて立て直していきましたか?

一つは、ショックな異動だったからといって、すぐ転職したりするのは「逃げてる」みたいだと思って、どうせ辞めるんだったら、「よしできたぞっ」ていう風に思ってからやめたいと思って切り替えました。営業をやっている後輩に教えてくださいってお願いして後輩の営業について行かせてもらったり、いろいろ教えてもらったりして、なんとか営業の仕事を軌道に乗せていったっていうのがまず一つありました。

もう一つは、MYコンパスのオンラインキャリア講座で、同じように悩む女性たちと自分の思いを吐き出しながら、本当に自分はどうしたいのか、自分と向き合っていったことです。自分の気持ちを書き出していくと今までアレしなきゃこれしなきゃって思ってた部分のもっと奥底にある私の本音が見えてきました。

これまでは会社が用意してくれた環境や課題に対してチャレンジし、それなりに成果も出してきたけれど、やっぱりそれは会社が用意してくれてたんだなと思って。「本当に自分が何をしたいのだろう」と改めて考えたときに会社が行きたい方向と自分とがちょっとずつずれていってるのを見ないようにしていたのを自覚しました。

自分でそのずれに気づいてしまって、これからあと30年ぐらいこういう風な感じではうまくやろうと思えばやれるけど、なんかうまくやるようなキャリアでいいのかなと思って。そして本当は自分は何がしたいんだろうっていうのを問いかけて問いかけ徐々にチャレンジしていったって感じですね。

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Q:人材業界からイノベーション会社への転職は全くの異業種な気がしますが、なぜそのキャリアを選ばれましたか?

私の中で2つは繋がっていて。

良い人生を歩みたいっていうのは誰しも願うところと思います。それにはいくつか大きな要素があると思っています。

まず一つは仕事。仕事は人生の中で結構な時間を使うので、そこが幸せになれば人生楽しくなるんじゃないかと、新卒の就活時に思ったので、最初のキャリアは人材業界を選びました。

そして二つ目は家。家も人生の中で毎日過ごす場所なので、家がごちゃごちゃしてると毎日の生活があまりよくないと、育休中に気が付きました。家を作っていくためには自分がどういう風な人生や時間配分で生きていきたいのかを考え、それを家族ともすり合わせていく。家を考えるのは自分の人生を考えるのと同じだと思いました。

そう考えると【仕事でいい人材になること】と、【自分にとっていい家づくり】をすることは、どちらも自分で自分の人生をクリエイトしていくことに繋がるという点で同じと気が付きました。

自分がいい人生を歩むためにいい仕事をするのか、いい家に住むのか、成果物が仕事なのか家になるのかが違うだけで、自分の中では一緒だなって思って、必要な技術とか知識とかは全然違うけど、こっちの方からやっていくのも面白いんじゃないかなっていう風に自分で思ったんですよね。


Q:異業種への転職はどう進めていきましたか?

最初は自分自身も全くの異業種の転職はすごい大変だって思ってたんですよ。しかも人材業界に身を置くからこそ、それが大変であることは自分で実感もありまし、それにワーママの転職も大変そうと思いました。

でも「大変さはどういうところなのか」っていうのを紐解いていったり、
「人事の人は何を見てるのかな」っていうのを丁寧に紐解いていくと、突破口が見えてきました。

例えば、「異業種で未経験です、勤務時間はこれくらいで年収これくらい欲しいんです」といった、なかなか難しい条件面の要求をすると、確かに厳しい転職活動になるかなとは思うんです。でも自分の何が売りで、どういうところが評価されるのか、自分の市場価値はどうなのかっていうところをまず知ることとが大事だと思います。

それに基本的に転職って【実力】よりも【実績】の世界なので、異業種に行きたいんだったら、何かしら自分の中の実績を、異業種でもアレンジして貢献できるんじゃないかということを、転職先の方が理解できるレベルに自分の実績を落としこんで話をするとお互い相違なく理解しあえると思います。人事や転職先の方が理解しやすい文脈に落としていけるかっていうところがすごい大事かなと思って、そういったところを作りにいくっていうのを意識していました。

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Q:今振り返ってみて自分が変わったきっかけは何だと思いますか?

私の夫はずっと応援してくれてたんですけど、でも自分で自分がずっと「出来ない」って思い続けていたので、実はMYコンパスの講座が終わっても、あまり自分に大きな変化がもたらされなかった気がしていました。
でも結局それって自分で制限を決めてる、自分ができないって思い続けているから何も変わらないんだっていうことをある時、すごい痛感したんです。

もう自分は「できる」っていう前提で、自分ができるって思ったらどういうふうに動くかなとか、応援してくれる人の声を聞きに行くとか、そういったところからじわじわじわじわと変わっていったような気がします。

MYコンパスの講座の卒業生などに、「こんなことをやりたいと思う」って言うと、「いいじゃん!やりなよー」っていうふうに誰一人として否定的なことをいう人はいなかったので、受け入れてくれる人達の中で一回言って、やってみる。それを繰り返していきました。

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Q:最後にこれからのことを教えてください。

私が目指したいのは
「核心を突くクリエイティブで QOLが高まる社会をつくる」です。

「核心を突く」っていうのと、「クリエイティブ」と、「QOLが高まる」というのが全部、私の中ではすごい大事なことだと思っています。ただおしゃれなリノベーションとよりも、リノベーションによって家族の動きがどう変わるのか、そういった所の方が私は興味があるので、そういったところから作り上げていきたいと思います。

また、クリエイティブは何かを形として作っていくというか、私基本的に気持ちだけで頑張るっていうよりかは、環境から作って周りから固めていくタイプなので、人間関係だったり物理的な環境がだったりとか、そこに行ったら頑張れるぞっていう形としてのクリエイティブと、そしてQOL、それによって人生の質が向上するっていうところを全体的に広げていくっていうのをやっていきたいと思います。

(2020年4月インタビュー)

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◆岡崎さんのインタビューはこちらの動画でもご覧いただけます。


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