奇跡　林真理子／著 ★★★★☆

確かに、こんな恋愛が出来たら奇跡…かもしれない。
けれど、こうして発表する機会や人に話すキッカケがないだけで、もしかしたら、こんな素敵な恋を、人生で素晴らしい時を過ごしている人は、案外多かったりして⁉︎と思ってしまった。
なんなら、もっと凄い（いろんな意味で（良い意味で））恋愛をしている人もいるんじゃないかとさえ思った。

夢のような恋愛だけれど、夢ではないのかもしれないと、この本を読んで思った。

それにしても、この人の美貌…美し過ぎる。
顔は物語ると言うけれど、本当だなと思った。
写真だけを見ると、めちゃくちゃ強そうな人だと思った。
それが良い悪いではなく。
本を読んでみて、なるほど…と思った。
そのくらい強くなくては、やってられない世界でやり切って来たんだもんな、そりゃあ強いわと。
こころと身体は繋がっている…肺癌のこころ…
調べてみると『奇跡』の内容とピッタリ。

この本を読むまで、この2人の事を全く知らなかったし、もちろん御本人を存じ上げているわけでもないので、あくまでもこの本1冊だけの情報からだけれど、
人相だったり、肺癌という形でちゃんと身体は喋っていたり。
内容は、勿論素敵だけれど、『人』というものを知れた。
人生って、良くも悪くも、思っているように、思った通りになって行ってしまうんだなと。

この本から1番学んだ事。
何事も『覚悟』が必要で、『覚悟』が出来ていれば、ちゃんと進んで行く。
ちゃんと結果が出て行くんだなと強く思った。

この人の梨園の妻としての覚悟、それを捨て新しいスタートをする覚悟。
何をするにも、何を実現するにも、何を乗り越えるにも覚悟だと思った。

悩んでいるうちは、まだ覚悟が決まっていない。
悩みと言う名の愚痴。悩みという名の言い訳。
いずれにしても、グチグチ言っているうちは、
グズグスしているうちは、
まだ覚悟が決まっていない段階なんだなと。
今後、自分の状況を知る正確なツールを手に入れる事が出来た。

それにしても、本当に綺麗な女性だな。

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