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「ヴァータ」の調和が大事

アーユルヴェーダでは私たちは、
ヴァータ(風・空)
ピッタ(火)
カパ(水)の
3つドーシャのバランスによって
体質・性質が違っている、と教えています。

ひとりひとり
ドーシャバランスは違ますから、
何が良い、何が悪い、というものはありません。


本来、自分の持って生まれた
ドーシャバランスで
上手に生きていくことができれば、
健康で幸せに寿命をまっとうできるのですが

間違った食生活や
自分にあっていない仕事や
人間関係を続けることで、

私たちは本来のドーシャのバランスを崩し、
バランスを崩すことで、

アーマ(未消化物、毒素)が発生し、
そこから病気や不調がはじまります。


そして、
3つのドーシャの中でも病気の一番の原因となるのが
「ヴァータ」になります。


ヴァータは風のエネルギーで
次のような役割があります。


・体内のさまざまなものをスロータス(管)をとおして
 各組織へ運ぶ
・身体組織の形成を支える
・受胎の直後から身体の成長(細胞分裂)を司る
・呼吸器系や臓器や系の機能を司る
・運動器官、知覚器官、心をコントロールする
・アグニ(消化の火)を燃え立たせる
・老廃物を排泄する
・神経系の正常な機能を保つ


これからからもわかる通り、
全ての機能を
「動かす」
「コントロール」しているのが
ヴァータの役割になります。


ですから
ヴァータが乱れたり、
不調和をおこすと、

あらゆるものが正常に運ばれなくなり、
身体も心も正常運転できなくなります。

消化不良を起こしたり、
排便がうまくいかなかったり、
血液循環が悪くなって身体が冷えたり、
首コリや肩こりや
自律神経のバランスを乱すことにも
つながってきます。


また、
ヴァータはプラーナ(気、エネルギー)を
神経系全体に行き渡させる働きをしていますから、

ヴァータが乱れて正しく機能しなくなると、
疲れや倦怠感、
不安や焦り、落ち着きがなくなってきたり、
無駄な動き、
衝動的な動きなどをしてしまいがちです。

うつ、注意欠陥、認知症、不安神経症などの
神経障害も招きやすくなります。

追記部分

これだけ見ても、
3つのドーシャの中でも
この「ヴァータ」のバランスを乱さないことが
とっても大切であることがわかります。

ヴァータ体質の方、
またヴァータが乱れやすい生活をしている方は
日々の生活から少し気を付けてみてください♪


また、
年齢を重ねればヴァータが増えていきますし、
疲れや冷え、ストレスが溜まると
ヴァータが乱れてきます。

ヴァータのバランスを維持していくことが、
実は健康のための
必須条件になります。


・身体をあたためる(白湯を飲む)
・身体や心をゆるめる(ヨガや瞑想)
・規則的な生活
・休息をとる(無駄な動きをしない)
・静かな時間をとる
・禁煙
・コーヒーを飲みすぎない
・睡眠をしっかりとる
・排尿、排便など生理的欲求を我慢しない


などなど、
できるところから心がけてみませんか♪


あと少しで梅雨明けですが、
気圧の変化も大きく疲れが出るときです。

こんな時おこそ、
どうぞ無理せず、
ヴァータを乱さない生活を。

明日もどうぞ素敵な1日をお過ごしください♪

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