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わたしたちを苦痛に導く3つの心の状態

ヴァガバットギータ16章-21
クリシュナがアルジェナにこう説きます

「人を破壊する
『アースラ(悪魔的な性質)』において、
痛みと苦しみの体験へと導く扉となる
3つの心の状態がある。

それは、
人を縛りつける
欲望であり、
怒りであり、
貪欲さである。

人はこれら3つを精神的に成長することで、
手放してゆかねばならない」
(出典:ヴァガヴァットギータ 向井田みお)


「欲望、怒り、貪欲さ」この3つは、
私たちを苦痛へと導きます、

そんな当たり前のことは
みんな頭で分かっていても、

いざ、
苦しみや寂しさ、不安や痛みに苛まれると、
アーユルヴェーダやヨガを行ったり、
静かに座って瞑想の時間を
つくることを忘れて、
欲望や、怒り、貪欲さに引っ張られてしまいがちです。


こうして、いつの時代も、
苦しみや、混乱は、
私たちから客観性や冷静さ、
思慮深さを奪ってしまいます。


今まで穏やかで優しかった人が
遺産相続問題で、
急に欲深く怒りっぽくなった、などの話は
よくありますし、

寂しさと不安で嫉妬深くなった、
などの話も同じです。

そうならない自分でいるためにも、
私たちは今の状況や環境に関係なく
常に自分の心の状態を「サトヴァ(純粋性)」
の状態にしておくことが大切になります。


状況が良い時も悪い時も
サトヴァ(純粋性)を優勢にしておくこと。


サトヴァ(純粋性)の逆が
ラジャス(激性)とタマス(怠惰)になりますが、

これら、
ラジャス(激性)、タマス(怠惰)の身体と心の状態が

「欲望、怒り、貪欲さ」を生みますから、
いかにそちらに身体も心も
傾かないようにしておくかが大切になります。


食事やいつも話す言葉(マントラ)なども
大切ですが

日々のアーユルヴェーダの習慣、ヨガの習慣、
瞑想や呼吸法の時間を
意識的につくることで、

ラジャス(激性)やタマス(惰性)に傾いた
身体と心をサトヴァ(純粋性)優勢の状態に
していくことができます。


世界全体で
新しい価値感がどんどんと生まれ、
世界も社会もめまぐるしく変化をしている今、

私たち自身も、
身体や心から
不要なもの(欲望、怒り、貪欲さ)を取り去って、
柔軟に変化していくことが大切だな、と
思いますね。


今日も涼しく過ごしやすい1日でしたね

夏の疲れがどっと出てくる時期です、
身体を冷やさないようにして
しっかり休息をとってください。

明日もどうぞ素敵な1日をお過ごしください♪


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