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5つの「健康の定義」

アーユルヴェーダの
二大古典医学書のひとつ

「スシュルタ・サンヒター」には

以下の5つを
「健康の定義」としています。


1、ドーシャがバランスしている
本来の自分のドーシャバランスで生きている。
(本来の自分のエネルギーバランスで生きている)


2、アグニ(消化力)が正しく働いている
アグニ(消化力)が正しく働かなくなると、
アーマ(未消化物、毒素)が体内に溜まり、
病気の元をつくりますから、
消化を正常にしておくことはとっても大切になります。


3、マラ(老廃物)のバランスが取れている
汗、尿、便などを通して老廃物が適切に排泄されている


4、ダートゥ(組織)の生成がバランスしている
アーユルヴェーダでは
身体の臓器は次のような順番で
つくられていく、と説明しています。


ラサ(血漿)
⇒ラクタ(血球)
⇒マムサ(筋肉組織)
⇒メーダ(脂肪細胞)
⇒アスティ(骨組織)
⇒マッジャー(骨髄、神経組織)
⇒シュクラ(生殖器)


私たちが食べたものは消化吸収されて、
その栄養が
これらの順番で身体の組織をつくっていきます。

こうして、
全ての組織を作ったあとで、
オージャス(生命活力)がつくられていきますから

身体や心をつくっていく上で
食べるものに気を配ることは
とても大切であることがわかります。

栄養が十分でなければ
組織の最後まで行き届かないということ。


たとえば、
ダイエットなどで食事制限をしすぎた時、
生理が止まってしまうことがありますが、
これは最初の
ラサ(血漿)の部分に
十分な栄養がいかなかったから、とも考えられます。


また
忙しくてついつい食事を抜きがちになって
イライラしてしまうのは、

マッジャー(骨髄、神経組織)まで
十分な栄養が送られなくなってしまったから、とも
考えることができます。

最後のシュクラ(生殖器)まで
栄養が行く前の段階で
障害が起きているということは、

栄養が不十分、栄養バランスが悪い、
ということになります。

栄養不足や栄養バランスの悪い食事が続いてしまうことが、
私たちの身体や心にとって
どれだけの影響を与えるかがわかります。

そして
私たちにとって大切な
シュクラ(生殖器)に栄養が届くのは最後。

生殖器の未発達や
生理不順や不妊、生殖器関係の病気も
私たちの食べているものが大きく影響していると考えられます。

特に成長期の女の子がいるご家庭では
気を付けたいところですね!


5、自我、五感、意識が至福に満ちている
身体、心、魂が幸福感を感じている状態。

幸福感を感じていればいるほど、
人間は長生きすると
いわれていますから、

どんな状況、環境であろうと、
身体と心と魂が穏やかで幸せを感じていることは
健康のために大切になりますね。


健康のための5つの定義、
どれも難しいものでも、
目新しいものでもありませんが、
全部をきちんとやろうとなかなか大変です(笑)


毎日、少しづつで良いので、
ちょっと意識しながら調えていくことで
心身魂ともに健康に近づいていきます。

健康は
当たり前のことを日々丁寧に、の
積み重ねなんだとおもいます。

今日も暑い1日でしたね、
明日からもどうぞ素敵な1週間にしてください。


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アーユルヴェーダ専門サロンMyCocoon
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