「呼吸」をコントロールする

呼吸に意識を向けることで、
頭の中でぐるぐると
いつまでもめぐっている思考や考えを止めて、
注意力をつなぎとめる役割をしてくれます。


目の前にトラブルがあっても
仕事で嫌なことがあっても、
人間関係でうまくいかないことがあっても、

身体の奥の方の
「呼吸」を感じられると、
リラックスした安らいだ状態になります。


呼吸に意識向けるだけで、
外側では荒波が立っていても、

内側では、
風の影響を受けずに穏やかな海の底のように、
静かで穏やかでいることができます。


ヨガや瞑想の時に呼吸に意識を向けるのは、
自分の内側に
この平和な場所をつくるため。


アーユルヴェーダでも
ディナチャルヤーといって
理想的な1日の過ごし方の細かい教えがありますが、

そこでも
瞑想や呼吸について
1日の生活の中に取り入れていくことをススメています。


自分の外側で
なにが起きていたとしても、

自分の内側に平和さえあれば、
穏やかで幸せな時間を
過ごすことができますし、

それによって、自分の身に起きる事実の
受け取り方が変化します。

そして、その都度
ゆれ動く心の変化にまどわされることなく、
物事をよりクリアな目で見て、
行動することができるようになってきます。


ヨガや瞑想などでは
お腹の奥の方まで空気を入れる
腹式呼吸をススメますが、

お腹は、
頭の中の思いや不安、
悩みや心の騒がしさから遠く離れた、
身体の中心部分です。


そこでお腹や丹田を意識した呼吸をすることで、
私たちはいつでも思考から離れ、

リラックスした
穏やかな状態をつくることができます。


過去や未来ではなく、
「今」という瞬間に意識が向き、
「今」「この瞬間」を生きることができます。


呼吸は生まれてから死ぬまでずっと
続けているものですが、

意外なほどに、
私たちはその「呼吸」に意識を向けることがありません。


「呼吸」をコントロールすることは
「人生」をコントロールすること、


それくらい
私たちにとって「呼吸」は大切なもの。


朝起きてから、
お昼やすみや休憩時間、夕方、寝る前と、
少しだけ
呼吸に意識を向ける時間をつくってみませんか。

リラックスしている時間、
穏やかでいられる時間が増え、
疲れにくくなっていることに気づくと思います。


​明日もどうぞ素敵な1日を!

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●アーユルヴェーダ専門サロンMyCocoon
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