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【2023年初詣】田舎で大行列に並んだ話・後編

↑の話の続きです。



一月一日、狩野英孝さんの実家である櫻田山神社に初詣に行き、超田舎なのに超並んで、ギリギリご朱印をゲットできる権利を手に入れた私。


しかし受け取りまで3〜4時間かかるとのことで、いったん帰宅してまた出直しました。


(※狩野さんのことは、以下「ラーメンつけ麺の人」と記載します)


再度現地へ。果たして、車はどこまで行けるのか

時刻は14時すぎ。

私は田んぼ道を車でひたすら進んでいました。

景色があんまり変わらないので、運転していてとても退屈です。


しかし、櫻田山神社までまだ結構な距離があるというところで、道路沿いに何十台と車が停まっているのを見つけてしまいました。


田んぼ道にこんなに車が停まるのは、法事のときくらいです。

でも、最近は葬祭会館で法事を行うケースが多いので、このような光景はまず見ません。


道中、周辺の道路にお悔やみの看板は立っていませんでした。


ということは、この大量の車は櫻田山神社の参拝客で間違いないのです。


私からしたら、こんな手前に停めて歩くの…?と思うような場所でした。

徒歩10分はかかりそうです。


都会で徒歩10分っていうと普通のことですが、田舎(特に田んぼ道)の徒歩10分は地獄です。


景色が変わらないから、歩いても歩いてもたどり着かないのです。


そもそも田舎は、コンビニにすら車で行くような超・車社会なので、基本歩きたくありません。


それに、私は今から参拝するのではなく、ご朱印を受け取るだけなのです。


少し待ってもいいから、できるだけ近くに停めたい…


ということで、行けるところまで行ってみることにしました。


朝に停めた臨時駐車場は絶望的でしたが、その近くの田んぼ道には、少し待てば停められそうな雰囲気でした。


私は渋滞の列に並び、気長に待つことにしました。



途中、交通整理のお兄さんがこちらに向かってきたので、何か指示されるのかなと思い車の窓を開けたら

「…お察しください。この通りです。俺からは何も言えないっす」


と疲れ切った様子で言われ、特に何もありませんでした。


私は「大丈夫です〜(ご朱印の受け取りだけだし)」と言い、窓を閉めました。


神社のほうを見ていると、帰ろうとしてこっちに向かってくる人も一定数います。


なので、待っていると意外と10分くらいで「次に一台出たら私が停められる」というところまで来ました。


そして、ついに車が一台出ていきました。

たまたま、その後ろに停まっていた車もほぼ同時に出ていきました。


田んぼ道は狭いし、交通整理のお兄さんもいるので、私は車を進めるタイミングを少しうかがっていました。


その時です。


割り込みレンタカー現る

私の数台後ろにいた車が急に出てきて、私を追い越して田んぼ道に進んでいきました。


待っている間、「ただこの道を通過したいだけの車」も数台いたので、それかな?と思いきや、今空いたところにサッと停めてしまいました。


おいおいおいおーーーい!!!



交通整理のお兄さんも「えっ」という顔をしていたので、完全な割り込みです。


仕方ないので、私は急いで後を追い、その車の後ろに停めました。


抜けがけした車は、どうやらレンタカーのようでした。


ということは地元の人ではないし、近隣の県から来た人でもなさそうです。


車から降りてきた人たちを見ると、ごく普通の若い男女2人でした。


私が彼らを見ていると、そのどちらとも目が合いました。

しかし気まずそうな様子も、こちらを挑発するような様子もなく、完全に何事もなかったような態度でした。

私がなかなか動かなくて不満だったのなら、クラクションを鳴らすとかすればいいのに!!!


私は怒り心頭でしたが、

「でも、私は御朱印を受け取るだけだもんね。」と思いました。


朝にとっくに参拝を済ませているし、近くにある実家からラクラク来ているわけだし。


この人たちは、ラーメンつけ麺の人を見ることはできても、御朱印を直接書いてもらうことはできないんだ。


じゃあ別にいいや。と、私は御朱印のことだけ考えて神社に向かいました。



らずもねぇ(とんでもない)行列


ところで、さっき駐車待ちで並んでいるときから、私は不思議なところに行列ができているのが気になっていました。



大きい鳥居をくぐってすぐのところで、拝殿からも参道からも結構離れています。


お守りなどの販売を手伝っている芸人さんたちが、ゲリラライブでも始めたのだろうか…?

それとも、まさかラーメンつけ麺の人を応援しにサンドウィッチマンでも来たのだろうか…(そんなわけない)


行列の横を進んでいくと、正体がわかりました。



なんと、参道を通って参拝するためにここまで行列ができていたのです!!!

ざっと、100メートルくらいあるのかな…


だからここ、もともとは何もない田舎だよ?(汗)


朝の混み具合が、全然混んでいるうちに入らなかったということにびっくりしながら、私は参道とは違う坂道を登っていきました。

参道は写真の左側です



ついに御朱印をもらえるよ!!


御朱印の受付コーナーに行き、スタッフの方に番号札を見せると、

「ちょうど次ですよ」と言われました。



何というタイミング!!!


私はすでに出来上がっているものをスタッフの方から受け取るだけのつもりで来たので、まさか自分の分を書いているところを見られるとは思いませんでした。


ラーメンつけ麺の人は、午前と変わらない姿勢で御朱印を書き続けていました。


そして、スタッフの方を通して御朱印帳を受け取り、私が「ありがとうございました!!」と言うと、「あざしたー」と返してくれました。


午前中から見ていて、ラーメンつけ麺の人は「良い意味で、オーラがあるようでないなぁ」と思いました。


テレビに出ているそのまんまなんだけど、本当に良い意味で普通の人って感じでした。


だからいろんな人に好かれるのかなと思いました(笑)


私は御朱印を受け取り、おみくじを引こうと考えました。


でも参拝の行列がすごくて、ぱっと見ではおみくじの場所を見つけられませんでした。


朝に2時間くらい滞在したんだし、念願の御朱印も受け取れたわけだし、私はそのまま帰ることにしました。


駐車待ちの車は途切れないどころか、さっきよりもまた増えている印象でした。


朝に一番遠い臨時駐車場にしか停められなかったり、御朱印の受付に1時間以上並んだりしたことが何でもなく思えるくらいの混み具合でした。


でも、「これだけ混んでたらnoteに書いても"あの人だ!"って思われないよね」と思い、帰ったら記事に書こうと思いました。



HSPに人混みはつらい。でも行ってよかった


帰宅して、じっくり御朱印を眺めました。

一応隠すね


御朱印帳ケースは2種類あって、巾着とポーチから選べたのですが、私はポーチにしました。


ファスナー付きだし、買ってからわかったのですが真ん中に仕切りがあり、御朱印が2冊入ります。

さらに仕切りはポケットになっているので、何かのチケットとかも入れられます。すごい。

生地も厚くて丈夫そうだし、なんなら他の用途にも使えそうです。



私は寒さと人混みが苦手なので、初詣は何とか行きますが、初売りはよほど気が向いた時しか行きません。


だから今回、人混みに参戦してものすごく疲れました。


でも、ラーメンつけ麺の人に御朱印を書いてもらえて本当によかったです。


御朱印集めって、ハマり出したら大変だろうなと思って今まで手を出さなかったのですが、立派な御朱印帳とケースを手に入れたことだし、これを機に少しずつ集めてみようかと思います。


マナーは守ろう


しかし、有名人見たさに人が殺到し、駐車待ちをしているときに後ろから割り込まれるなどしたのは残念でした。


実は、縁起物を買う列に並んでいた時も、すぐ後ろにいた若い女の人が私にカバン(しかも、ブランド物っぽい)をガンガンぶつけてきました。


その人は御朱印帳がほしかったらしく、御朱印帳だけ買いたい場合はどこに並べばいいのかわからなかった様子で、一緒にいた男性に「どうなんだろ〜、どこで買えるんだろ〜?」としきりに言いながら、背伸びをしたり左右をキョロキョロ見渡したりしていました。

(一緒にいた男性は静かだった)

それどころか、あわよくば私より前に出ようとすることも何度かありました。


御朱印帳とケースはお守りと同じ場所ではなく、最初から御朱印の受付コーナーでのみ売られていたので、それを知っている私が教えればよかったのかもしれません。



でも、私自身が御朱印の列に並んだあとで疲れきっていて、そこまで頭が回らなかったのと、その人が早く買いたい・自分さえ良ければ周りはどうでもいい、という感じだったのがとても嫌だったので、私は何も言わず、カバンをぶつけられるたびにわざと避けるなどしながら並び続けました。


(ちなみに私は潔癖でもあるから、知らない人に自分の体や持ち物が当たるのもすごく嫌なんだけど、その人は気にならないのだろうか)


有名人見たさだと、そういう残念な人も集まってきてしまうのは仕方ないことだと思います。


ていうか、今考えると、その女の人は御朱印の列に並んだけど受付に間に合わなかったのかもしれません。


それだったらまぁ、たしかに悔しいよ。


でも、割り込みレンタカーの人といいこの人といい、神社という御利益を求めて来るところで、マナー違反をしたり他人に不快感を与えるようなことをしたら意味ないのでは?と思いました(^_^;)


完全な観光目的だったらいいかもしれないけど…

バチは当たらないのだろうか…


ただ私も、たまたま早く出かけたから良かったのであって、もしのんびり行ってたら何時間も待つことになり、イライラしたかもしれません( ̄▽ ̄;)


今回は本当にラッキーでした。ありがたやありがたや。


というわけで、今年の一月一日はこんな感じでした。


明日は仕事始めですᕦ(ò_óˇ)ᕤ

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