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#182 サンタクロースに手紙を書こう!(6年・外国語)

2022.10.25.
高学年の外国語の授業。基本的に英語は好きなのだが、これは自分にとって若干ハードルが高い。なぜかというと…

①授業準備が大変
・単元(ユニット)の学ぶ内容や順番を確認。最後の活動であるスピーチややり取りに向けて、どう単元を進めていくか考える。
・毎時間の流れを確認。チャンツ、単語、やり取り…教科書の内容が盛りだくさんなので、どんな流れで進めたらスッキリするか考える。
・デジタル教科書のコンテンツ確認
・ワークシート印刷(必要であれば作成)
・必要あらばALTと打ち合わせ

②授業中も教員のやることが多い!
・他の教科のように、説明→各自でやる→ペアや全体共有…とかができない。15〜20分程度を子供がそれぞれでできる活動がほぼない。(これはICT活用で個別で解決できることが増えたらできるのかも?)


準備が終わらず「今日予定していた外国語は明日に変更!」みたいなこともしばしばあった。

ぜひこのあたりの記事もいつか書きたいところ。




今日はそんな中、これは結構個人作業の時間が取れる!という意味で私イチオシの活動である。

それは、表題のとおり「サンタクロースに手紙を書く」である。
他の単元とは関係ない単発授業だ。



★授業の流れ

・もうすぐクリスマス!世界にはサンタクロースがいる国もあるみたいだよ。ちゃんと住所もあって、手紙を送ることができるよ。今日はサンタクロースに手紙を書いてみよう。

・手紙の文例集を配布する。英語文と日本語訳。英語は4線に書いてあるもの。「はじめ」で使う文、「なか」で使う文、「おわり」で使う文にカテゴリを分けておく。こんなサイトを参考に↓

・一緒に文例集を音読。(書く活動は、その音に十分慣れ親しんだものを、ということで。)

・手紙の書き方例を電子黒板か拡大印刷したものかで提示する。ここには「はじめ」の文から選んだものを…とか、名前はこんな風に書くよ…とか、簡単に伝える。

・便箋を配って、あとはひたすら書く!自分は机間巡視しながらサポート。文が書けたら絵などもいれてOK。

以上。




★この活動の良さとは

私の思うこの活動の良さは「相手意識をもって英語の手紙が書ける」ということだ。ちゃんと読んでもらえる上に、読んでくれる相手と交流等の調整をする必要もなし!
日本で"サンタに手紙…"と言いだすと、サンタはいるいない論争が始まりそうなところではあるが、世界には本当に公認サンタクロースとして活動している人たちがいることや、フィンランドにサンタ村があることなどで文化にも触れることができる。
(クリスマスの扱いには確認が必要。宗教面において。)

そしてなんと、カナダのサンタクロースに手紙を送ると…返事が返ってくるのである。

住所はこちら↓
郵便番号が「Ho Ho Ho」(ふぉっ、ほっほっ)というサンタの笑い声になっているというユニークさも。

Santa Claus
North Pole
H0H 0H0
Canada

というわけで、いただいた返事がこちら!

大きな紙!
真ん中には子供たちの名前一覧が。
左側はお手紙

この時は本当にクリスマス直前に手紙を書いたため、返事はだいぶ先だろうね〜きっとみんな忘れた頃だろうね〜と話していた。1月末だったか2月に入ってからだったか、届いた。「遅れてごめんね。」という言葉から始まっている。そして、サンタへのよくある質問の答えも書いてある。笑。





国際郵便が非常に時間がかかる昨今の世界情勢。もしクリスマスまでに返事がほしいということであれば今くらいの時期のできれば寒い日(あったかい日だと盛り上がりに欠ける気がするのは私だけ?)にやってみてはどうだろう。

高学年でも結構一生懸命書く子が多い…と思うので、オススメである。






さっきのお返事の子供たちの名前…

ん…???

誰か日本語で書いたなー!

読み取りに困ったらしきカナダのサンタ事務局、書いてある文字を真似して名前リストに入れてくれていた。なんと温かいことだ!




#教員エッセイ
#小学校外国語
#サンタに手紙

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