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#399 日本に北欧の風は吹かなかった

2023.8.5.
しなければならないことに、連日手をつけられていない。堕落だ。このままでは人としてダメだ。


昨年度、学術休職を取ってフィンランドに行っていたF先生。昨年7月頃LINEで、「今から重い荷物を持ってブルーベリー狩りに行ってきます!」という報告があった。

夏のフィンランドの森で、ベリー摘み
7月中旬から8月頃のフィンランドは、ブルーベリー摘みの季節。
フィンランドには「自然享受権」という、個人に与えられた特別な権利があることをご存知でしょうか。
これは、土地の所有者に損害を与えることなく、植物や動物に敬意を払って行動する限り、すべての人にあらゆる土地への立ち入りや自然環境の享受を認めるという、北欧に古くからある権利です。

フィンランドには自然享受権というものがあるそうで、みんな気軽にベリー摘みに行くようだ。
たくさん摘んだブルーベリーの写真、作ったブルーベリーパイの写真などを見ながら、フィンランドの人たちの暮らし方に思いを馳せたりもした。




ということで、少しでもフィンランドを感じようということで(と思っていたのは私だけかもしれないが)、ブルーベリー狩りに出かけることにした。with A先生、B先生。2人とも大変な1学期を乗り越え、待望の夏休み。なんとかみんなで楽しみたい…!

調べてみると、関東でもブルーベリー狩りができるところは色々とあった。千葉、神奈川、埼玉、栃木…様々な地名が出てきた。

結局、松戸にあるブルーベリーファーム新松戸さんにお邪魔することに決めた。残念なことに3人ともペーパードライバー。公共交通機関を使ってゴー!

形から入るのが私。見よ、この日の装備を…!

ブルーベリー色…笑笑笑

家出る時点でだいぶ笑われたし、待ち合わせ場所に登場したときも気合入ってるなーと言われるほどのブルーベリー狩り仕様!

気合いは入っていたのだが、お天気の方も相当気合いが入ってしまっていて、この日は予想最高気温35度。相当消耗しそうだということで朝イチから予約してみた。結果、貸し切り!笑

貸し切りブルーベリー農園

メニューは食べ放題30分1800円または、摘み放題30分1000円。食いしん坊な私、完璧に選択ミスをして食べ放題にしてしまったけれど、絶対摘む方だったよなあ…。そんなにその場で食べられないしね。お2人も巻き込んでしまって申し訳なかった〜。

そして朝イチでも…暑いーーー!

いーっぱい!

でも、ブルーベリーはいろんな品種があって、食べ比べをしながら摘んでいくのが楽しかった。途中からこれは甘い!と思った品種に絞って持ち帰り用にも摘んでいく。途中休憩も挟みながら40分ほど。汗だく。



食べ放題(そして摘み放題も)が終わり、すっかり体力消耗した私たち。カフェで涼みながら今後の計画を立てる。

ちなみにカフェ横では野菜も売られていて、私は荷物が重くなるから買わなかったけれど、どれも美味しそうだった〜。カフェのアイスも、暑さにやられていた身にしみる〜!

この後、21世紀の森と広場というところに行こうかという案も元はあったのだが、タクシーつかまらない&暑い中で公園…うーむ…ということで、駅に戻って早めの昼ごはん→お茶にして、「涼しいところでいっぱい話そう」という方針になった。
私、1人で松戸行ってたらうっかり公園行ってたなあ、危ない。そして、自分のお出かけセンスのなさに驚く。

ということで、

ランチしながら私だけビールを飲み
おしゃれなカフェでA先生が頼んだプリン

早々にブルーベリー摘みのミッションを達成した私たちは、ずっと涼しいところで食ったり飲んだり喋ったりして過ごしたとさ。


いや…暑すぎるよ日本。
元々はフィンランドの風を感じたいという想いからスタートしたブルーベリー狩りだったが、なかなか風感じられず。こりゃやっぱり、現地に行くしかないか。


ちなみに、先日「北欧ふたりぐらし」という漫画を発見。

こちらはスウェーデンで暮らすことになったカップルの話なのだが、生き方・働き方について非常に考えさせられる。午後3時、4時くらいに仕事が終わり、家族との時間を大切にする暮らし…。
ヤングアニマルコミックスwebで8話辺りまで試し読みができるので、ぜひ覗いてみていただきたい!


ブルーベリー狩りももちろんしたいのだが、本当に味わいたいのは、森で、穏やかな気候の中、ゆったりと自然の中でブルーベリーを味わったり摘んだりするような豊かな時間なんだろうなあ。

日本で…心を落ち着けて美味しいブルーベリーをたくさん採れる場所があったらぜひ教えてください…

翌朝食べたヨーグルト(砂糖かけ)



#教員エッセイではない
#ブルーベリー狩り
#フィンランドを感じたい

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