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#251 立体図形、底面どーこだ?(6年・算数)

2023.1.7.
本日はバレー初め!1〜2か月ぶり。
年始でたくさん人がいて、皆さん上手で、楽しかった〜!!!
パスとスパイク、もっと練習しないとダメね。あと痩せよう。跳べぬ。



久しぶりに授業の実践記録を。
今回は6年算数「角柱と円柱の体積」である。

算数の習熟度別授業では、算数苦手チーム担当のときにワークシートを作ることがある。
・前の学年の内容から戻って確認したい。
・図形を活用したい。
・ノートに問題書く時点で心折れる子がいる。
こんな場合に作っていたように思う。


この単元では、「底面積×高さ」をして体積を求めることになる。平面図形の面積の学習でもそうだが、なんだか意味も考えず公式で求めようとする子たちがいて驚く。

私の認識では、面積の求め方は…

で、体積の求め方は…

と理解している。子供たちにも意味を理解して計算して欲しいなと思っている。
(時々塾で4年生にこの面積の説明すると「そうだったのか!」って言ってる子がいて心配になる。)



さて、この立体図形の単元で作ったワークシートはこちら↓

これはもう単元の後半のものだが、この「底面、ど〜こだ?」の活動が個人的にはとても良かったと思っている。

最初にこの底面クイズを作ったとき、私の予想は「簡単すぎるだろう」だった。だが、どの年の6年生でやっても、かなり間違える。つまり…そもそも「底面」というものについて理解していないことが分かったのだ。



それを受けて出した学級だよりの文面がこちら↓

「底面、ど〜こだ?」
算数では、「角柱・円柱の体積」について学習しました。
単元のはじめに、5年生までに習った内容を確認しました。
・この立体の名前は「三角柱」
・斜線の部分は「底面」で、2つの底面の形は合同。
・まわりの面は「側面」
こんな話をしながら、ひとつ質問。
「こんな風に置いたら、底面ってどうなるの?」

思いつきで向きを変えて聞いてみただけで、「先生、これ倒れただけだから底面はそのまま三角形のところでしょ。」と言われると思っていたのだ。


さて、どんな答えが出てきただろうか?



まさかの4種類の答えが返ってきたのだ!!!

①底面は「なくなる」…三角形だった底面は、底ではなくなったので、なくなる。
②底面は「ひとつ」…今、底にある面はひとつだから。
③底面は「ふたつ」…元の三角形をした面。
④底面は「みっつ」…もともと側面だった3面が底面になるから。
理由つきでいろいろな意見が出て、感心&おどろきでした。
答えは③ですが、子供たちにとって「底」は位置情報の要素が大きいのかもしれない!と思いました。



そういう風に見ていたのか!というおどろきと、そのまま「底面積×高さ」をしたら全然違う答えが出てくる子もいたんだなと思った。

私、新鮮に驚いたし面白いなと感じたのだが、皆さんにとってはどうだろうか?



ぜひ今後立体図形やる方はぜひ、底面ど〜こだをやってみていただきたい。そしてどんな答えが返ってくるのか聞いてみたいものである。(多分2学期単元なので申し訳ないが…)




小学校って…三角錐とか円錐はやらないのね!




ずいぶん前に書いた「線対称点対称」の授業実践記事↓



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