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#534 アンコンシャスバイアスちゃいます?

2024.2.24.


またもや私のSNS包囲網にみっちーの動画が引っかかってきた。短めの動画なのでぜひ見てみていただきたい↓

アンコンシャス・バイアスは、「無意識の思い込み、偏見」と訳され、誰かと話すときや接するときに、これまでに経験したことや、見聞きしたことに照らし合わせて、「この人は○○だからこうだろう」「ふつう○○だからこうだろう」というように、あらゆるものを「自分なりに解釈する」という脳の機能によって引き起こされるものです。

アンコンシャス・バイアスは誰にでもあるものです

アンコンシャスバイアスは日常にあふれていて、誰にでもあるものです。ただ、あることそのものが悪いわけではありません。問題なのは、気づかないうちに、「決めつけ」たり、「押しつけ」たりしてしまうことなのです。

日本労働組合総連合会HPより


私はここで、アンコンシャスバイアスについて何か語りたいわけではなく、「やっぱりユーモアと掛け合わせて何かを伝えられる人ってすげー!」と思ったのだ。

ちなみにこちらを作ったのは、以前記事にしたファニムビの方…と同じでしょ?棲み分けがよく分からないけど。

試しにアンコンシャスバイアスをYouTubeで検索してみると、行政やら企業研修動画やら、真面目そうな動画がたくさん出てきた。これだけふざけた?くだけた?雰囲気の動画はこの「ちゃいます?」動画くらいのものである。

◆無意識の偏見や思い込みってよくないよね
◆それをアンコンシャスバイアスって言うのか
◆具体的にはどんなことを指すのかな

この辺りのことがきちんと動画に入れられていて、しかも面白い!人に言いたくなる!現に私はこれを見てすぐに母にこれ見て〜と紹介した。

というかこの動画、誰に依頼されて作ってるの?笑



「不適切にもほどがある」というドラマが周りで時々話題に上がる。私は1話と昨日の5話の一部を見た。

1話だけでも、お育ちの良い私からすると聞いていられないようなセリフがバンバン飛び出すのだが、それ以上に時代のギャップや軽快なやり取りに笑える。

「頑張れって言われて会社を休んじゃう部下が同情されて、頑張れって言った彼が責められるって、なんか間違ってないかい?」

「気持ち悪い!なんだよ、寄り添うって。ムツゴロウかよ」

「冗談じゃねえ!こんな未来のために、こんな時代にするために、俺たち頑張って働いてるわけじゃねえよ!」

阿部サダヲ演じる主人公のセリフ

多様性の時代だ、配慮をせよ…の波に、どうするべきか見失いがちな今の世の中(教育界にも同じことが言えると思う)にクドカンが投げかけてくるメッセージの数々。
その肝心なメッセージが出てくるタイミングで説教がましくならないようにするためなのか、ミュージカルが始まるという謎演出!笑
しかも古田新太さんの若かりし日の姿を錦戸亮さんがやるってどういうこと〜!笑

こちらも、伝えたい核がきっとあって、それを笑いあり涙ありのストーリーに乗せてエンタメに仕上げているんだねえ…。すごい。



もしかしたら私は、伝えたいメッセージを何か別の形で作品にすることに興味をもっているのかもしれない。


例えば、道徳的な価値観について。

あきらめず努力するとか、仲間を大切にするとか、落ちているゴミを拾うとか。大事だから伝えたいとは思うのだが、そういうことを道徳の時間に扱おうとすると急に気持ち悪くなってきてしまうというか。終末で押し付けているような気持ちになってきてしまう。私の道徳の授業が下手なだけか?

だから、本だの漫画だの映画だドラマだの歌詞だの…道徳の教材以上に影響力が大きく、かつそれ自体も面白かったり感動したりする作品を作る人って本当にすごい。
だって、漫画を読んで「私ももっと真摯に練習に取り組もう」とか、ドラマを見て「仲間っていいよね…大切にしよう」とか思ったりするじゃない。
しかも有名な漫画とかって、国境すら超えて感動を伝えているわけだしね。



授業で、「これはこうだよ、ここがポイントだよ」って教えてもあまり身につかないように、

営業で、「この商品いいよ、おすすめだよ」って熱弁してもあまり買う気にならないように、


直接伝える以外の方法でメッセージを伝える、面白いコンテンツが作れたらいいのに。



と、アンコンシャスバイアスちゃいますから考えた日であった。



#教員エッセイではない
#アンコンシャスバイアスちゃいます
#ファニムビ
#不適切にもほどがある
#ふてほど
#憧れは絵本作家



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