#486 良い仕事をすることが一番の宣伝、社員を大切にすることが一番の求人
2023.12.3.
逃げて、逃げて、逃げて、今!(訳:高校生向けの保健体育の授業準備をしなければいけないのに、全然やる気が起きず、今日もこんな時間になってしまった。)
今日は、いくつか考えていたことが、同じような結論で繋がった気がしたので、その話を。
★「がっちりマンデー」note特集に出ていた後藤さん
今朝のTV番組「がっちりマンデー!」で、noteの特集をしていた。
がっちりマンデーで取り上げるだけあって、noteでいかに稼ぐかという視点で番組は構成されていた(寝坊して途中からしか見てないけど)。
私はこの番組で初めて後藤達也さんという方を知った。後藤さんは元日経新聞の記者で、経済や投資の話を分かりやすく発信されている方だ。Xのアカウントも覗いてみると、noteのサブスク運営についての投稿があった。
いやあ、大事だなと思ところを太字にしようと思ったら、ほぼ全部太字になりそうだったからやめた。
背伸びしたり誇張したりすることなく、良いと思うものを丁寧に作って送り出す。そんな職人のような姿勢が、結局は多くの人の心を掴むんだなと思った。
★ちきりんブログ
私に多大な影響を与え続けている、社会派ブロガーのちきりんさん。この方のはてなブログは、ハッとさせられる内容が並んでいる。そして、その内容は何年経っても古いものにならず、むしろその記事に世の中が追いついていっているようにも思える。中でも、この7年前に書かれたこの記事は印象的だ↓
書いて気付いた、はてなブログってコピペ防止の設定ができるのか。こりゃすごい。コンテンツの管理がしっかりしてる…。
どうして自分は発信をするのか。それを明確にすることによって、どういう発信方法がいいのか、どんな内容がいいのかが違うぞと。ちきりんさんは「その12歳の自分に向けて世の中のことを伝えていく」という方向性がはっきりしているから、こんなにも分かりやすく、結果的にみんなに刺さる&信頼されるコンテンツが出来上がったんだなと。
★そういえば、椎名林檎も言ってたよ
この歌詞聞くたびに、仕事の仕方について考えてたんだよね…。もちろん時間をかけずにそれなりのクオリティで仕上げる力も大事だと思う。でも、パッと見では分からないかもしれないけれど、できる限り自分の納得いくような仕事がしたくて、そしてそれを分かってくれる人もきっといるはずだと。
★結婚式場を辞めた理由も…
結婚式場での仕事、とても楽しくて同僚にも恵まれていて、合っているなと思っていたのだが、30歳を前に、このシフト制で土日が異常に忙しいリズムの取りづらい働き方がこの先もできるのかと不安になって、別の道を考え始めた。(あと、飽きてきた。笑)で、教採は年1回だから取り敢えず受けてみて受かってそちらの道へ進むことになるのだが…
教採に受かって、会社に残るか教員になるか悩んでいた時期、私の決断の一因になったことがあった。それは、会社の方針だ。
ブライダル会社は成長していくために、営業利益を伸ばしていかなければならない。主に婚礼の受注。営業成績で店舗の目標数があったり、優秀な人が表彰されたりしていた。営業の仕事ってそういうものよね。
その頃、会社が打ち出した方針は「新規の大型式場を建てる」ことや、「販売商材を増やす」ことだった。
私はそれに納得がいかなかったのだ。婚礼を受注する一番の方法は、業務拡大でもゼクシィに広告打ちまくることでもなく、「良い結婚式をすること」だと思っていたから。お客さんの満足する結婚式をすることで、挙げてよかったという口コミが広がったり、列席した人が私もここで挙げたいと思ってくれたりするのではないか。私の戦略、甘すぎ?
業務拡大のためにたくさんの人が入社してきて、疲弊した優秀な人がたくさん辞めていった。働きやすくするとか給料を上げるとかして、今いる人たちを大切にしなければ、結局はサービスの質が落ちていく。一緒に働いていた人たちはみんな面白くて仕事のできる優秀な人ばかりだったから、そこを大切にしようとしていないような会社の方針も嫌だった。
他にも理由はあったけれど、会社の動きを見ていて、「自分とは考え方が違う方に向かっているな」と感じたことが辞める一因となったのは確かである。
★教員不足についてもそう思うのよ
東京都、小学校教員の教採の倍率はどうやら1.1倍らしい。正規もそんな感じだし、産休に入る先生がいても産代の先生が見つからずに算数少人数が無くなったり教頭が担任に入ったりする話もよく耳にする。来年度のスタート、担任が足りていないなんて学校が増えるんじゃないかとも思っている。私のところにはよく学校から産代依頼の電話が来るし、この間は教育委員会から電話が来たくらいだ。
そこに、こんなニュース↓
この記事の切り取り方も波紋を呼ぶよねえ…。来年度の予算案の中には、働き方改善へのいろんな対応が書いてあったけれど、この補正予算のニュースで例に挙げるのが「全国で行われる教員の魅力を発信するイベント」なんだもん…。これだけ読んだら現職教員の怒りを買うよ。
なり手不足、確かに深刻。もちろんそこに手は打たないといけないとは思うけれど、やっぱり今いる人たちを大切にすることが人材確保の核なんじゃないか。文科省の施策だけでなくて、管理職の学校運営や、教員一人ひとりの意識改革など全部をひっくるめて、今働いている人たちを大切にする方向に向かうことが大事だと私は考えている。
このそれぞれの話で私が行き着いたところは…
というわけで、こんなことたちから私が行き着いたのは、題名の通りなんだけど、
良い仕事をすることが一番の宣伝
社員を大切にすることが一番の求人
なんじゃないかなということ。
この記事を書いていて、自分のnoteについて一度しっかり考えようと思わされたし、やっている仕事ではプロの仕事をするべきだとも思ったし、人を大事にする仕事場でみんな働こうぜとも思った。
まあ、私、仕事についてはもう少し稼ぐ方向を模索しないとのたれ死ぬけどね!ファイティン!
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