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#581 全てに諦めがつかない
2024.5.25.
久しぶりに気絶就寝したようだ。髪が爆発してたし、電気はつけっぱなしだったし、気付いたら朝4時だった。
今年度は、小学校でフルタイム勤務をしている。担任はもっていないが、分掌もあるし、授業も週20コマ以上ある。期間限定ではあるものの、まあ、つまり今は普通の教員として働いている。
これまでとは少し違うステージに、職員室で「わーん、うまくいきません…」とか、「今日は散々でした…」などと泣き言を言っている。
そんなことをしていたら、先日、専科主任の先生が授業の様子を見にきてくださった。いきなり行くと私がビビるのも想定済みで、事前に声をかけて。こちら↓の記事の風神先生である。
放課後、授業について話を伺うと…A4用紙にアドバイスがたくさん書かれた紙をいただいた。
◆時間内に終わらせる。
→始めに今日の予定や時間配分を宣言するとか、見えるように電子黒板などに表示しておくのもいいかもしれない。
→片付けなどの活動があるときは分担や時間をしめして、みんなが効率よく動けるようにする。片付け方もいつも決まっているなら掲示などしておく。
◆メリハリをつける。
→話を聞くとき、自由に活動できるときをはっきりさせる。そのために、「話を聞くときは手はひざ」を徹底して、何も触らなせないしゃべらせないにしたほうがよいのでは。
◆ほめる。
→どんな小さなことでも幼稚な言葉でもよいので、できていることは見つけてほめる。そこまできちんとできていなくても、声をかけることでできている感じにすることもできる。
◆緩急をつけた授業をする。
→表情や話し方を大きく。先生が楽しそうに。専門のことについてはうるさいんだな、という部分も見せる。(音楽専科であれば、音楽のことについては厳しいなとか)
そして、自分らしさで勝負するべしと。
並んでいる言葉が本当に的を得ていて、授業をする上で基本となることばかり…
恥ずかしいやら辛いやら悔しいやら。
話を聞いている間に泣いた。
話が終わってから別室で号泣した。
教室の片付けをしながら、また思い出しては泣いた。
なんならこれ書きながら今も泣いている。
8年の経験値あってこのご指摘は痛い。どちらかといえば授業ではなく人間性で学級経営をしてきたのを感じて、それも痛い。うまくいかない授業の原因が、子どもたちどうのではなく自分に一番あるというのも、感じていたとはいえ痛い。
久しぶりに仕事で泣いて気付いた。本来いつも自分はこうだったじゃないかと。
小学生時代、母が個人面談で言われた。「みゃーさんは、学級全体で怒られると、当事者でなくてもいつも泣いています。」と。
大学時代、初心者バレー部員として4年間ほぼずっと泣いていた。プレーがうまくいかなくて泣き、試合に出してもらえなくて泣き、後輩にポジションを奪われて泣いた。飲み会でお酒が入るたびに号泣していた。
社会人になってからも、社内の人にうまくオリエンができず詰められて泣いた。
教員になってからも、指導案ができなくて1時間トイレにこもって泣き、先輩に「そこで泣いてるなら出てこい!」と救出された。
異動した後の授業観察でも、授業していて楽しかったかという痛いところを突かれて泣いた。(楽しくなかった)
あー、そうだった、そうだった。
時々「できる人」的な評価をされるけど、全力でやってないとポンコツなんだった。
昔から泣いてばかりいる人だった。
そして、
泣くけれど諦めない人だった。
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痛いし泣くけど、もらったアドバイスを生かして、なんとか改善していこうじゃないか。というか、この年次で忌憚ない意見をもらえるって本当にありがたいことだ。
いや、ぶっちゃけ落ち込んだり泣いたりせずに「そうかー!これからはそうやってみよう!」って軽く改善していける人であれば最強なのに。伝えて泣かれた風神先生もドン引きだろう。それができないのはもう性格上仕方なし。
これが「人生、勝手に波瀾万丈女」の真骨頂である。
こんなことを話せる同僚や友人が最近は減ってきたので、以前の同僚に「仕事で泣いた」みたいなことを思い切って伝えてみたところ、「感受性が豊かで素敵ですね」という皮肉が返ってきた。多分、相談相手を間違えた。
帰り道で、森川葵さんが今度発売するエッセイの題名が「じんせいに諦めがつかない」であるというニュースを見かけた。
本人コメント
「このエッセイを読んでくださるみなさまが、何かを感じ、拾いあげ、確かに私もなぜだか人生諦めきれないかもなぁと思ってくれるだけで出版される意味があるのかと思う。」
ああ、私も今思ってるわ。
来週からは、言われたアドバイスを生かしつつ、今回の他の方からの目が大変ありがたかったので、もっと他の方も気軽に授業を見にきてもらえるようにしてみようかと思っている。
経験値はあると言えど、今年の働き方で言えば初心者なわけで、「時事の初心忘るるべからず」だな、本当に。
…
…
これを読んで、おいおい、こいつまた仕事にのめり込んでるぜと思ってる方、いますよね。
教員という仕事は、私が心穏やかに生きていくには、問題提起が多すぎる仕事なのです。
よかったら、ご意見コメントと励ましのスキをください(^ ^)
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