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洋楽の先生

私は基本的に邦楽派である。
邦楽といっても、J-POPよりジャパニーズロックと、昔は思っていた。今でもずっとTHE YELLOW MONKEYとL'Arc〜en〜Cielが好きだ。これはロックだと思っている。最近聴くのは、仕事柄アニメのOPやEPが多くなってしまったけど、良質な音楽はたくさんあるし、馴染みのなかったボカロPやK-POPアーティストとかにも、ほおと思うぐらいにはなっている。

私は歌うことが好きだ。
小さい頃からずーっと一人で歌っていた。一人でもできるステキな遊びであり、娯楽であり、大好きな時間だ。今でも一人の時は、リビングで大声で歌ったりする。お風呂では必ず音楽をかけて歌っている。

邦楽で歌うことが好きだと、仕事の際に、音楽をかけるのをためらうことが増えた。写真をセレクトしているときや、デザイン修正の赤字を入れているときなどは構わないが、原稿を書くときや何か考え事をしているとき、校閲作業に入っているときには、邦楽ではダメだなと最近思う。
歳をとったせいか、流れてる音楽の日本語と、書いたり読んだりしている日本語が混ざり合ってしまうのだ。学生の頃はそんなことなかったのに。

そこで、洋楽をかけることにした。
と、いっても、スマホにもウォークマンにも目ぼしい洋楽が入っていない。アマプラを利用したり、iTunesで買えばいいじゃないか、とも思ったが、ここは昔買った洋楽のCDをPCに入れることにした。CDラックを引っ張り出してきて、いくつか思い出せるものを取り出してきたら、映画のサントラと、LINKIN PARKの多さに驚いた。

私にとって、洋楽の先生は、THE YELLOW MONKEYやラルクのメンバーである。
彼らのルーツを知ることで、彼らが生み出していく音楽の底の底にあるものを掬い取るような、そんなイメージで昔は学校帰りにTSUTAYAに寄っては、CDを借りていた。
だけど、LINKIN PARKは違うだろうな(笑)。と思うのだが、よくよく思い返すと、吉井さんが当時、薦めていたような気がする(MAROON5とかもあったから)。ブックレットや裏のコード近くの見ると、2007年〜2010年のものが多い。
個人的に気に入って、いくつかアルバムを買ったのだろう。

まだ、編集者になりたてのころは、音楽雑誌の編集者になることが夢だったから、音楽から離れたくない、離れないように意識して、いろんなものを聴くようにしていたことを思い出した。
音楽雑誌の記事は、アーティストそのものの音楽にも触れているけれど、やはりルーツとかも大事で、アーティストが何に影響を受けているのかとか、なんかそんなような話も書かれていたな、と思うから、そういう意味でも勉強してたんだろう。

映画のサントラは、高校生の頃はビデオを借りて(DVDかな?もうわ忘れたw)、大学生の頃は、徒歩1分のところに映画館があったので、ひどい時は週3ぐらい暇さえあれば映画を観に行っていた。単館も気になるものがあれば、授業終わりに観に行っていたなぁ。狭くて暗くて、シネコンとは違う独特の雰囲気と、ただ昼間だから人がいないだけなのに、数人しかいない、そういう空間で観るのは大人になった気分で、なんだかあの光景は今でも覚えている。
そういうたくさんの映画の中で、流れていてすごく好きになった楽曲は、サントラを借りに行ったり、買ったりした。
流しておけば、なんだかオシャレな気分になったものだ。

そういえば、今も、HYDEさんがたまに挙げてるプレイ画面をスクショして、あとでiTunesで探して買ったりしている。今も昔もやってることは、そう変わらない。先日、ボブ・ディランの記事を書くことがあったのだが、調べる上で曲を聴けば聴くほど、吉井さんの旋律に近いものがたくさんあって、これもまた発見だった。

さあ、明日から、仕事に勉学の共に、DLした洋楽は働いてくれるだろうか。

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