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オンラインライブ配信レポート まとめ①

最近はライブ配信にどはまりだ。
自分にとって、こんなにもライブが生きる活力になってるなんて、思いもしなかった。トークライブや、演劇ライブの音ライブにも手を出し始めてる。
THE YELLOW MONKEYのナゴヤドーム配信に始まり、Hydeさんの「Jekyll & Hyde」のAcoustic dayとRock dayに参戦。そして氣志團万博も観戦。
全部「生きてる」「ありがとう」「音楽ありがとう」って思った。

THE YELLOW MONKEYのは、現場にいたLIVEだったけれど、やっぱり大好きだなって思ったし、泣いたし、興奮が止まらなくて、「必ずあのライブにもう一度行くんだ」って強く思った。

Hydeさんは、Acousticは思ってたのと違ったけど、新しい“Rock”のAcousticを見せてもらえたと思う。たくさんMCもあったし、まさかのボイスレコーダーコーナーも最高だった。考えてるなー、どうしたら楽しめるか、考えてくれてるんだなーって思った。その優しさに笑顔と涙が零れた。騒ぎたいよな。歌いたいよな。声援を送りたいよな。私も画面に向かってそうしていたよ。

Rock dayは一変して、antiの進化系を見せてくれた。Acousticで、Acousticでもヘドバンするぐらいなんだから、Rockは本気出さないとと思って、家だけどコンタクトにして準備万端にしておいた。案の定、私は暴れ狂った。体中の血液がぐわーってなって、トリップしたような、音楽の渦に飲み込まれて行くようなそんな感覚だった。幸いなことかはわからないけど、「BELIEVING IN MYSELF」でフリーズしてしまって、その日中に再放送をしてくれたから、あの衝撃的な終わり方をもう一度、目の当たりにすることができた。冷静に見られるかなと思ったけど、やっぱり、「BELIEVING IN MYSELF」の流れからが大事な部分で、そこから感情がまたぐっと持って行かれたから、冷静でなんていられなかった。
ものすごくかっこよかった。自分の職業が”編集”という言葉を扱う仕事なのに、そんな平坦な言葉でしか言えないのがもどかしい。だけど、今のこの状況への怒り、憂鬱、苦しみ、悲しみ、それでも持ち続ける希望が全部ごちゃまぜになって、溢れ出して、暴れん坊のメロディと、美しい歌声が、私を狂わせて喜ばせて興奮させて号泣して、考えさせられて、全部の感情をぶちまけた、そんなライブだった。素晴らしかった。

そして「氣志團万博」。私はフェスが嫌いだ。嫌いというか苦手?というのかな。そもそも人がたくさんいるところは苦手なのだが、ライブは好きだ。でも、たくさんのいろんなミュージシャンのファンが一堂にかいし、それぞれの推しを全力でオス(推すし押すよね、モッシュという恐ろしい行動で)のが、本当に「あ、ごめんなさい」ってなる。
一度だけ、ラルクの国立最後のフェスみたいなのに参加して、好きなMAN WITH A MISSIONとかPerfumeとかSEKAI NO OWARIとか有名どろこだったけど、それでもきつかった。「ラルク、早く出てきてくれよ…」と冷や汗をかきながらうずくまってしまった。余談。

でも、配信ライブだから、好きな時に好きなアーティストだけ見られる。すばら。
そして、大好きなHydeさんの後に、まさかの今年の推し面EXIT、そして興味のある女王蜂。こちらもコンタクトでヘドバン準備はOK。さらに、電波状況とか準備がてら早めに席につくと、押しており、岡崎体育登場。これが、最高だった! 岡崎体育のことは、別に嫌いじゃないけど、真剣に彼の音楽に向き合ったことがなくて、「まじか!」と。最高に面白くて、イカした歌詞、そしてうまい歌声にびっくりした。最高だろ。なんだあれ。やばい!!

からの、Hydeさん(厳密には瑛人を挟むが、あれはあれで、うん、そうだよねって感じなので略)。あっという間の30分間だった。一気にギア入れてそのまま突っ走っていく感じ、ドローンのカメラの使い方(全員を見てるわけじゃないので、一番かどうかは知らないけど、私は一番Hydeさんが“見せ方”をわかっていたと思う)。ゴリゴリのRockなのに、ダークサイドにも堕ちてるのに、結びつき(絆とはまた違う気がする)とか、信じる気持ちとか、強さとか、そういうものを全部見せてくれて、最後に希望で終わらせてくれたのが、本当に素晴らしかった。かっこいい。私のネ申は、本当にかっこいい。ロックでこうだよねって思わせてくれる。私があの部屋でずっと聴いていたのは、ライブハウスで、ホールで、アリーナで聴いていたのは、反骨精神と強さと、絶望と怒りと、悲しみと、ほんの少しでもこの手にできた希望。そして、最高の快感。全部をさらけ出して、叫んで、暴れて、頭振って、気持ちよかった。ライブって、本当にいいなって思った。早く、また暴れ狂いたい。おしゃれして、メイクして、爆音で予習しながら電車乗って、あの場所に行きたい。ずっとそんな気持ちだった。

そして、EXIT。私は、彼らを昨年末終わりから今年にかけて推してる(というか、ちょっとこの船からは降りようかなとも思い始めてるけど…苦笑)ので、彼らの努力とかやりたいことというか、そういうのもなんとなくだけど把握していたので、「頑張ったね」「まさか漫才を歌で挟むなんて思わなかったよ爆笑」という感想。私はよく“かっこよくなくてもかっこつけてくれないと、かっこもつかない”と、グラビアの仕事の時は思っている。こちらはかっこよかろうがよくなかろうが、かっこよく仕上げるのが仕事だから、それに多少でも乗っかってきてくれないと、クオリティは下がる一方なので(女子の場合はまたちょっと違う。恥じらいみたいのが魅力にもなるから)。
でも、かねちーは素晴らしかった。かっこいいという見てくれが十分に機能してる上に、芸人ということを忘れてないのが素晴らしいと思う。かっこいいし、歌もうまいし、どう考えたってセンターなのに、後ろに行こうともするその姿勢。まじかっこよ。ですよ。
正直なところ、Hydeさんと女王蜂の間っていうのは、今でも、うん、やっぱりちょっと間違いだったんじゃない?って個人的には思うけど、それでも全力出し切ってるのはわかってるし、精一杯のエンターテインメントを届けてくれたと思う。実際、「Perfect Human」やり出した時は笑い止まらなかったしw てDJ OZMAのときも、超笑顔で踊ってるのめっちゃ可愛かったし。ハッピーにさせる天才だなと思った。

そして女王蜂。私は「火炎」だけ知っていて、アニメの主題歌だったのだが、気に入ってDLして、自転車漕ぎながら大声で歌っていたんだが、そりゃあもう難しい曲で。これ、結局のところ、男女2人で歌ってるのか?とか思いながら、ドキドキのステージ。そしてありがたいことに1曲目が「火炎」。
度肝を抜かれたね。あれは、なんだったんだろうと、いまでもずっと、トラウマみたいに脳裏に焼き付いてるよ。演奏力の高さももちろんだし、魅せるというパフォーマンス力の高さも素晴らしい。そして何と言ってもあの歌声。儚さも弱さも美しさも男らしも兼ね備えている。すらっとした美しい脚。白目により目の掴めない表情の”鬼”のようなバケモノ。美しきバケモノ。どの時代にも必ずあるんでしょうか。ああいうダークだけど、激しく、ひとを導いていくカリスマのような、摩訶不思議な音楽を摩訶不思議な言葉で高らかに。
これもロックだ。私が何も知らない中学生だったら、彼らの音楽に助けられていたかもしれない。胸に脳裏に焼き付いて離れないから、おそらく明日には何枚かDLしているだろう。

配信を見返し「サンボマスター」と「ゴールデンボンバー」も追加で見た。
サンボには音楽と喜び、それを分かち合える人はすぐ傍にいるんだっていう、優しいメッセージを。「忘れないで 忘れないで」がすごく好きな曲だから、涙が止まらなかった。音楽に絶望だけじゃなくて、希望をたくさん詰め込んで、なんとか世界を照らそうとしてるお日様みたいなバンドだった。
金爆は、「やっぱりメロディすばらしいんだよなぁ」という思い。そしてふざけるのであれば、全力でふざけようというその意気込み、心意気、意識の高さがどれも水準がぶっ壊れてて、面白かった。音楽で人を楽しませようとすることに何の疑いもなくて、純粋な気落ちがぶつかってきた、そんな気持ちがした。

最後の最後に「One Night Carnival」のサビだけ聴けて、「フェスきてよかったな」と心から思えました。氣志團、ありがとう! 楽しかったよ。

この配信を見た人、全部は無理だったとしても「楽しかった」「ありがとう」ってそういう気持ちで溢れてると思う。ピリオドの向こう、行けたんじゃねー?

音楽は力だ。私には生きる力だ。ありがとう。主催者の皆様、スタッフの皆様、出演を承諾してくれた皆様、そして諦めなかった氣志團のみなさま。ありがとう。こやって繋がれていること、また感じられたよ。ありがとう。


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