生きる辛さと、救われる瞬間を与える“永遠”
HYDEさんの「ANOTHER MOMENT」という楽曲が好きだ。
昔、学生の頃は、英語の歌詞を覚える時、私はひたすらノートに書いて覚える人だった。書いて、翻訳してみると、この歌詞にこういう想いが乗せられてるのかなというのもわかるし、感情とつながってくると歌が覚えやすくなるから。
とは言っても、もういい年なので、会議の合間に落書きするにしたって、そこまでお手すきではない(苦笑)。
いい機会なので、ここで少しやってみようかなと思う。
まず、もうすでに覚えているのはサビだ。ここが歌えなければ、ライブに行っても盛り上がりのボルテージが最高潮ぶっちぎりにならないためだ。ここだけは、ライブに行くまでに死んでも覚えるつもりで覚えたから、歌える。でも、それは、書いて意味と結びつけての覚え方ではない、第2の覚え方で覚えたので、意味に関してはあまり考えないで魂の赴くまま歌っている。
But maybe... (でも多分)
In another moment (別の瞬間)
In another place and time (別の場所と時間で)
Would you feel the same If i said we'd live forever (もし僕が、僕らは永遠に生き続けると言ったら、同じように感じてくれるかい?)
多分、こんな感じ。HYDEさんの中には通常、吸血鬼が存在していて、永遠に生きつづけるとか、そういうイメージはわかるのだけれど、私はこの曲から得ているパワーはそういう力強い生命力ではない。訳す前までは、こんな感じ。
でも、多分
違う瞬間、違う場所、違う時間で
もし僕が(別の場所、次元で)生きているって言っても、君はそれを感じてくれているだろ
みたいな。まさか、“僕ら”が永遠に生き続けていたとは…。
でも、それがわかった今でも、どうしても、この歌は歌いたくなる。
切なさが胸を締め付けて、叫びだしたくなるメロディに、ヘドバンは止まらない。
人生を思い通りに生きることができなくても、別の世界で僕と君は一緒に、永遠に一緒にいられるよと、そんな気持ちがしてしまうんだ。引き裂かれた運命なのか、傷つけられた運命なのか。絶望した世界だったのか。
それでも、
In another moment
In another place and time
で、一緒に生きよう
と、そんな気持ちにさせられる。HYDEさんがどんな思いで作ったかを聞いてないので、正しいかはわからないけど、私はそう感じた。希望と絶望の詰まった大好きな歌だ。
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