6歳児がダクマを進化させるまでの挫折と苦悩

伝ポケ達とともにチャンピオンに挑み、一方的にチャンピオンの手持ちポケモンを殴る。
という、まさかの方法でチャンピオンを倒し、見事エンディングを迎えた我が子。

次はダクマをゲットし、ウーラオス(悪タイプ)に進化させるべく、鎧島に向かったのであった。

試練を淡々と進めていき、見事ダクマをゲット。
「ダクマと仲良くならないと〜」と言いながら手持ちに入れて楽しそうにフィールドをウロウロしていた。

そして、ダクマと仲良くなり、悪の塔に向かう。
手持ちがダクマだけとなり、一匹だけで上にいるマスタードおじさんまで勝ち進まねばならない。

悪の塔の門下生が思いの外強かったのか、一人目の門下生に敗北し、キレ出す。

子「もうやだ!お母さんやってくれない??」

母「やだ」

子「だって何回やってもレベルあげても勝てないんだもん!!!!!データ消して!!!」

母「消すの?別にいいけど」

子「だめ!!!!消さないで!!(キーーー!)」

母「自分で消してって言ったよね、意味わからん。怒るんだったらゲームやるな。あっちの部屋で反省してなさいよ」

子「÷×〒>°¥4:々\」←なにか意味のわからない文句か何かを言っていた

母「勝手に怒ってるのなら話しかないで」
(母イラつくから放置)

レベルを上げたと言うものの、ダクマのレベルをみたら、『25』

いやいや…門下生の手持ちは60を超えているのに、なぜそれで挑んだのか? 

その状況で人にお願いしてくるだなんて、おかしい話である。
せめてレベル60くらいにしてから言って欲しいし、私はレベルを上げてあげるつもりはない。

彼は、今まで多くの伝ポケの力に依存していたため、突然小さいクマ一匹だけで戦う羽目になり挫折したようだ。

別室で落ち着きを取り戻した6歳児に私はこう言った。

「だからさ、レベル上げないとダメだって言ってるよね?相手は60超えてるよ?25のダクマなんて母でも無理なんだけど」

たしかに、レベルを上げるのはなかなか大変だ。
そこで私は彼が持っている全ての所持金を使い、道具を購入した。

タウリン(攻撃を上げる栄養ドリンク)26本
マックスアップ(体力を上げる栄養ドリンク)2本

所持金が少なくて、これしか買えなかったが攻撃はかなり上がった。
(ちなみにジャッジ機能はまだ使えない上に、性格が「まじめ」なので、最高値ではないが、やはりドーピングは強い)

さらにレベルを上げるべく、私は夜中にワイルドエリアの巣穴を周り、ポケモンを捕獲しつつ、「けいけんアメ」を回収し、使用。
レベル50まで上げてあげた(優しい母ですね)

次の日…

母「50まで上げたよ?けいけんアメ取ってきてダクマにあげたよ」

子「うわぁーーーお母さんありがとう!けいけんアメ持ってたけど違うポケモンに使っちゃってなかった。」

あったのかよ!
何に使ったんだろうか。まあ伝ポケにだろうな。と思いながら、私はコントローラーを握る彼を見守った。

彼は冠雪原をウロウロしていた。
そして、

子「なんかの石とけいけんアメのXLを交換して、ダクマをレベル70にしたよ」

なんかの石???
と思ったら、マックス鉱石!!!

地道にレベルを上げるわけではなく、道具と交換して手っ取り早くレベルを上げる。

「時間をお金で買うタイプなんだな…私もそのタイプだけど…」

と思いながらもふと。
「マックス鉱石、もったいなくない???集めるの大変だよね?」
「いやでも、マックス鉱石で交換できるアイテムを見てみると、けいけんアメが彼にとって一番有効なアイテムなのかもしれない……」

と心の中で二人の私が意見を出し合い、結論としては「けいけんアメの交換でいいんじゃない?」
となった。
決めるのは彼本人なのだから…

あとは、けいけんアメでレベル70まで上がった上に、タウリンを26本も飲んで元気が有り余っていそうなダクマで一気に塔の一番上にいるマスタードまで上り詰め、圧勝。

「どうやって進化するの?『かけじく』って何?」

と、まさかの部分でちょっと躓きながらも、無事ウーラオス(いちげきのすがた)に進化したのであった。

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