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【 露堂々 】ノー・禅・ノー・ライフ10

心の教科書、大愚和尚さまのyou tubeより。              
今日の言葉:露 堂々(ろ どうどう)

相談者さんは、ご自身と同様離婚経験のある男性と、二度目の結婚を考えている38歳女性。この人と一緒になる。と具体的に考えた時に、「住む場所、働く場所」について話し合いが必要だけど、なかなか切り出せないでいる・・・。

大愚和尚の処方箋:露堂々
彼と話し合うタイミングを見計らい、時が来たと思ったら「これからどうしていきたいか」原点の話をする。誠意をもって自分を露わにしていきましょう。

人生は諸行無常。生きていく上で、良いことも悪いことも起こる。そんな中で、自分の初心や、お互いの共通の価値観があると、困難に対して乗り越えやすい。なんとなくの雰囲気やノリで一緒になれたとしても、困難が起こった時にこそ、そのしわ寄せが露呈し、関係が破綻してしまう・・・。

これって、まさにコロナ禍において起きている現象そのものだな、と思った。なんとなく賃金をもらっていた会社からの解雇宣言、今までの延長線上でビジネスをしてきた結果の倒産、リモートワークによる家庭不和の表面化。

問題が表面化する理由の一つに≪価値観の対話≫がなかった事があげられるのではないか。仕事なんて、対話がなくても働けるし、表面的な人間関係が構築できさえすれば回るしね。熱く語り合う必要ないと思う人もいるのは分かる!「え、そこまで考えて働かなきゃいけないの??」とかね。勿論、考え方は自由だから、生きていけるんだったらどんな価値観であっても自由だし、だれに指図されることでもない。

だけど、これからの時代において、自分の軸なく働くことがどんどん難しくなってきていると感じる。なんとなく会社に所属して何となく残業手当をもらっている人からさようなら宣言をされ、今よりもいい条件で再就職をしようと外に出てみれば、好条件で採用してくれる企業はどこにもないことに愕然とする。10年前とは明らかに違う世の中になっている現実。

面接の中で、今後ますます「あなたの価値観と企業の価値観は共通しているか」「お互いに観ている方向が一緒か」が重要視されてくるんじゃないかな。正直、機械みたいな作業員だったら、わざわざ雇わなくてもいいし。AIとかスポットワークだけで十分なわけで。

「自分はどんな価値提供ができるのか」「どんな価値感を大切にしているか」考えること、表現していくことは、社会に関わる人間全ての前提条件になりそうだ。

そして、どんな価値提供が出来るのかは、自分自身を「露」の状態にすることから始まる。内面って、相手に見えないから(笑)。言葉で、態度で表して初めて伝わるし、共有化できる。

そういう意味で、このnoteはじめ、SNSって自分の価値観を伝える良いツールだなと思います。もろ自分の内面を書き綴れるから。

将来的に、企業のエントリーシートに「あなた自身を表現しているSNSのURL」を記入する日がくるかも?

また次回(^ω^)

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