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100日後に生まれるベビ

昨年、「100日後に死ぬワニ」が大ブームとなった。

100日目のお花見の日に、交通事故に遭って死んでしまうワニの話である。
実際に、作者の友人の話がモチーフになっているらしい。
ちなみに、わたしは100日目しか読んでいない。

そんな悲しい物語の「100日後に死ぬワニ」だが、亡くなる命があれば、生まれてくる命もある。
我が家に新しい命がやってくる、出産予定日まであと100日となった。

以前、「さち/脱公務員ママライター」さんの、「もうすぐ産まれるわが子へ手紙を書いてみた」という記事を拝見し、ぜひ自分もお腹の中の赤ちゃんへ何か残したいと思った。

そこで、出産予定日まで100日という節目に、我が子に向けて、メッセージを送ろうと思う。




生まれてくる赤ちゃんへ


こんにちは、お母さんです。
いつもあなたはお母さんのお腹の中にいるので、「初めまして」というのは、何か違う気がしますね。
本当の「はじめまして」は100日後かな。
それまで、お母さんのお腹の中ですくすく大きくなってね。

一か月前の検診で、あなたが男の子だと知った時、お母さんは本当に驚きました。
なぜなら、お母さんの家族には女の子が多かったので、あなたもてっきり女の子だと思っていたからです。
だから、お父さんもお母さんも最初はあなたのことを「ベビ子、ベビ子」と呼んでしまっていました。
恥ずかしかったかな?
女の子でも、男の子でも、かわいいかわいい、お父さんとお母さんの子どもであることには変わりないけれどね。

あなたが、どんな姿で生まれ、どんな風に育っていくか、今からとても楽しみです。
お父さんに似るかな?お母さんに似るかな?
背は高いかな?低いかな?
勉強が得意かな?運動が好きになるかな?
どんな姿でも、何が得意でも苦手でも、大丈夫。
できないことや、困ったことがあった時には、いつでもお母さんとお父さんを頼ってください。
わたしたちは、いつでもあなたの味方です。

お父さんとお母さんのことを選んで、やってきてくれてありがとう。
あなたがお腹に来るまで、不安な気持ちがいっぱいでした。

あなたのおかげで、わたしたちはお父さんとお母さんになることができました。
まだまだ、親としては未熟かもしれないけれど、あなたと一緒に成長していけたらいいな、と思っているよ。

どうか、無事に、健康に生まれてきてください。
これから、よろしくね。


お母さんより



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