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“不適切にもほどがある人”への適切な対処法を見た!

金曜日から始まった新ドラマ『不適切にもほどがある』を見た。今見ると、“うわっ!こんなこと言ってるー”と逆に笑ってしまうくらい不適切なんだけど、その時は、それが普通によくあることで、心の中で怒りながら、笑ってやり過ごしたり、(発言者が男性だから、年上だから)しょうがない…と諦めていたのを思い出した。そして、今は令和。不適切発言を聞くこともめっきり少なくなった…と思っていたら、タイムリーな場面に遭遇した。

アレルギーはありますか?への答えが不適切!

週末、家族でご飯を食べに行ったら、ちょうど隣で60~70代くらいの男女10名ほどの集まりが始まった。
料理の説明をした後、店員さんが、“アレルギーはありますか?”と質問。すると、“ないです”“大丈夫です”と答える数人の声に交じって、“おんな!おんなっ!”という男性の少し大きな声が。
前日に、不適切にもほどがあるを見ていた私と夫は、タイムリーな昭和な場面に苦笑い。どの人かなぁーと視線を泳がせてみたら、声のした方で男性がニッコニコ。でも、誰も反応していなくて、聞こえなかったのかな?と判断したらしいその男性はもう一度、“おんな!おんなっ!俺のアレルギーはおんなっ!”とこれまたニコニコのドヤ顔。

令和の対応に昭和のおじさん、何思う?

昭和のおじさんは、“またまた~”なんて、そこで笑いが生まれて、その笑いを生み出したのは自分だと、ちょっぴり鼻高々でいい気持ちになっていたのだと思う。しかし、今は令和。価値観がアップデートできていないと、とんでもないことになるのです。
店員さんは、そちらをちらりとも見ず、完全スルー。ご友人たちはどうかな?と思ったら、女性はガン無視。周りの男性はかろうじて、力なく笑っていたような。固唾をのんで、見守っていた私たちのテーブルも、不自然に沈黙してしまったわ。昭和のおじさん、それ、全然面白くないんです…。

空気を読むことは、必ずしもプラスじゃない!

“アレルギーは女”というのは、誰も傷つけないし、笑ってあげてもいいかもしれない。実際、私が知り合いだったら、“もう~、何言ってるんですか?”くらいは優しく言ってあげられるし、言ったような気がする。でも、よくよく考えたら、おもしろくもなんともないことに、笑ってあげて、突っ込んであげて…の繰り返しが、あの男性にあの類の発言をここまで続けさせてきたのかもしれないぞ?それでいいのか??

令和の塩対応は、優しさでできているのかもしれない…

あのなんとも言えない冷たい空気感によって、あの昭和のおじさんは、金輪際、あんなつまらない誰にもメリットもないギャグでも皮肉でもないたわごとを言わなくなると思う。いや、もう1回くらいは試すかもしれないけれど、“もうウケないかもしれない”という恐れを抱きながらの挑戦になるんじゃないか?と思うと、ビックリするほどの塩対応も、あのおじさんにとっては必要だったような気がしてきた。その場の雰囲気だけを重視してしまう、考えの浅い今までの私のような対応は誰のためにもならないのではないか?ということで、今後、もし同じような事案があった時には、私も優しさでできている令和の塩対応で行きたいと思います。きっと、それが正解。

偉そうに書いてしまいましたが、昭和生まれの私も、アップデートできていないところがあるかもしれません。人の振り見て我が振り直せ。令和の塩対応をされることのないように、頑張ります!

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