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自分と他人を比べず、違いを認める

人のことが良く見えたり、人の意見が自分の価値観と違い過ぎて抵抗したり葛藤したりしたことはないでしょうか。
人間関係において意見の相違で対立することはあります。
対立をするのではなく、お互いを認め合う為にはどういう視点を持てばよいのでしょうか。



私は本当に正しい?

私達は同じ地球に生まれ、日本に生まれ、人間としてここに存在しています。そもそも、育った環境や、育ててくれた両親も違うのですから価値観、意見は違います。
なのに、仲間意識が強いからなのか意見が違うと、私が正しい、あなたは間違っていると反論したくなるのはどうしてでしょう。

私は社会人になって相手と話をしていると自分との違いを知って、自分の意見が間違っているような気持になって自信を失ったことがあります。
自己肯定感が低いことが影響しているように思います。

また、よく考えてみると自分の中の正しいは相手の中に存在していないものであり、それを理解してほしいと思うのは少々無理があります。


相手を理解しようとする姿勢をもつ

違う価値観に反論するのではなく、相手との違いや価値観を理解する姿勢が大切です。
自分には木で作った家具が椅子だと認識していても、相手は机として使用していたら、椅子という存在はその人の中にはありません。


使用する人によって、名称も変わってきます。

「どうして、こういう価値観を持っているのかな?」
「どういう経験をしてこういう発想が生まれたのだろう。」
「なるほど、だからこういう視点を持っているんだな。」
相手の領域に足を踏み入れて、相手の常識に触れてみるのも大切です。

するとどうでしょう、相手の価値観の背景にある色んな状況を想像して、自分の思考が柔軟になっていきます。創造力も湧いてきます。


人を知ることは自分を知ること

相手の領域に入って、相手を理解することは自分を知ることにつながります。自分というものは人と人の間にしか見えてきません。
だから人間なのです。まずは他の人のことを知らないと違いも分からず、自分についても理解できません。

自分の見える世界がすべてだと思ってしまわないように、相手との違いを発見し、お互いの個性を認めることが大切です。
その過程があるからこそ、自分の価値観、自分の常識、思考癖、つまり自分が理解できるのです。
 

良い出会いにするために

相手を理解することは、自分を理解することにつながるというお話でした。
元々「相手と自分は違う」が前提にあれば、相手と対立することはありません。
違いを認めることは自分の世界を広げていくことに繋がります。
出会いは必然という言葉もあります。
良い出会いにするのか、そうでないものにするのか、良い人間関係を築くのは、自分の姿勢次第ですね。
 

 


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