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介護前からしておくこと~コミュニケーション編~

みなさんは離れて暮らすご両親に連絡をされたりしていますか?
お盆、お正月に帰るよとか、子供が進級したよとか、用事のある時にしか連絡しない人もいるかもしれません。
今日は日頃からご両親とコミュニケーションを取っておく事の大切さを書いています。


1,特別な用事がなくても連絡を

実家を離れて少しの間は元気に暮らしているか、困ったことはないかとご両親から連絡がありませんでしたか?
結婚をして家庭を持つようになると用事のある時にしか連絡をお互いにしなくなっていませんか?
ご両親から電話があっても忙しいからと、ついついそっけない態度をとっていませんか?
忙しくしている人に連絡をしようと思いませんよね。

もし連絡があったら「大丈夫だよ、何かあったの?何か困っていることない?」と穏やかに返答してあげてください。

もっとも大事なのは用事がなくても子供の方から連絡するという事です。
そうするとご両親は色々と相談しやすくなります。
介護する前からなんでも言い合える関係性に戻る、または作っていると介護はスムーズに行えます。
親って子供には弱い所を見せたくないのでついつい頑張ってしまいがちですが、何でも言える関係性にいると正直な気持ちも伝えてくれるかもしれません。

そして何より大切なのは、電話口の話の内容やしゃべり方などで早期に異変に気付く事が出来ます。

母が80歳を過ぎたころから私は頻繁に電話をするようになりました。そうすると、
「あれ?また同じ事言ってる。」物忘れが始まったことを予測出来たり
「それは誰の事?」と思うような存在を知った時は家の修理だと言ってセールスマンに高額なお金を支払っていないか予測出来たりもします。

コミュニケーションを意識すると体調も生活も不測の事態が起こる前に対応できることにも繋がります。


2,連絡手段や繋がりのツールを増やす


年を重ねていくと日々体調が違います。それもあり気分の浮き沈みもあります。働いている私達もあるのですから親だって不安定な時があります。
そういう時は電話以外の繋がりのツールを活用する事です。

残念ながら私の母はガラケーしか使いこなせずでしたが、高齢者の方は動画を送ったり、写真を送ったりすると嬉しいようです。

働いている病院の患者さんが嬉しそうにお孫さんの発表会の動画を見せてくださいました。病気療養中や日々体調に不安を抱えていてもお孫さんの様子を見ると励まされるようです。

ご両親世代の高齢者の方は、仕事を引退し社会との繋がりを絶たれたり、社会の役割を喪失したり、家庭内でも子供たちが巣立ち親としても役割を喪失したと言っても過言ではないと思います。
寂しさは常にあると想像します。なので傍に居なくてもご両親を思う気持ちだけは忘れないでいたいですね。


3,おわりに


今は色んな連絡手段がありますよね。
いざという時の為にいろんなツールを使ったコミュニケーションは大切です。
最近連絡をしていないと思われる方は、是非行動に移してください。
ご両親の為もありますが、【後悔しない介護】を行いたいご自身の為でもあります。




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