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親のみとり意見交換会のお知らせ

最近読んでいる本に家族について書かれていました。
自分が生まれ育った家族の事を「生育家族」、結婚などする事によってつくった家族を「創設家族」というそうです。


私は結婚をしていません。
兄姉は家庭を持っています。義理の兄や姉は「創設家族」、もちろん甥っ子も創設家族です。唯一、年の離れた長兄は一人暮らしなので、私は「生育家族」としてゆくゆくは兄を看とることになります。

両親が生きている時には家族を意識しましたが、二人とも他界し家族・兄妹の意識は勿論あるものの「創設家族」がある兄姉とは少し距離感があります。

介護中は生育家族と言うだけあって、生まれてきてからの事、家族との思い出など本当にいろんな事に向き合ってきました。今、思い返してみると母の介護とみとりの時間は家族の時間だったなと思います。来月で母が旅立ち1年が経ちます。あっという間でした。


色んな事に向き合う中で介護と看とりの時間は寂しくなったり、辛くなったりしましたが、家族の中でそれを口にする人はいません。

思い出さないようにしているとかではなく、それぞれが母の命と心にしっかりと向き合ってきたからだと思います。
家族が集結して介護やみとりについて考える事は、自分の生育した環境を振り返ることで自分の生、親のみとりに向き合う事で死を身近に感じ、残された家族の人生に光を灯す、精神的な安息をもたらすものだとも思います。

私は看護師をしている事から、身近に相談できるところがありましたが、色々悩みはありました。
施設から度々電話があって
例えば・・・
「息が苦しそうですがポータブルトイレ勧めてもトイレに行くと言われて・・・息がゼーゼーしてるんです」

「ベットから立ち上がろうとして転倒されて・・・・」

「尿の管を嫌がっておられて、少しでも呼吸が乱れないようにしてあげたいのですが・・・」

在宅介護をする前はこういった内容の連絡が度々入っていました。

こういった連絡をもらう度に私は泣きそうになっていました。
母の傍に居れない事、母に声をかけてあげれない事、母が一生懸命に頑張っている姿を想像すると、本当に泣けてきました。


今、ご両親・ご家族の方の介護やみとりについて不安を感じる方がいらっしゃたら私達と一緒に意見を持ち寄って、皆と一緒に考えてみませんか?
違う意見を聞き、自分の日常や環境に置き換えて考えて頂けたらと想います。

親の事だけど、家族のこれからの人生にも影響する事だと思います。
看護師3人でお待ちしています。

3月4日(土)14:00~16:00
第4回 親のみとり意見交換会
ZOOMにて開催します。

お申込みフォームはこちらです。
↓↓↓
https://forms.gle/MNsEuX7JuZMu5VWp7


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