溜息はたくさんついたほうがいいらしい
新しい職場は人手不足が深刻で、オリエンテーションがないまま業務をしていたのだけれど、
(内心、オリエンテーションがある方が珍しいと思っているのは私だけ?)
先日、遅れてオリエンテーションをギュギュッと短縮バージョンでしてくださいました。
経営理念とか、介護の細々したことの説明と併せて、こんな介護はしないでくださいという項目の中に”入居者の前で溜息をつかない”というのがあった。
言葉だけではなく、態度でも不安にさせてしまったり、不快な思いを抱かせないようにということなのですが、説明してくださった方曰く、『でも、溜息はたくさんついたほうがいいのよ。』ということでした。
なんだか、溜息をつくと幸せが逃げるとよく聞くし、あまりよくないものだと思っていたのだけれど、そうでもないらしい。
1人になったタイミングとかで、大きくため息を着いて、ついでにボソッと不満とか「疲れた~。」とか、本音を吐き出すだけで気持ちの入れ替えが出来るし、深い呼吸をするので医学的にも?溜息をついた方がいいという見解もあるのだとか。
その方もお子さんがいらっしゃるそうで、やっぱりどうしてもイライラしてしまって強く怒ってしまうこともあるし、あとから冷静になって『私って育児向いてない。』と自己嫌悪に陥ると仰っていて、
「あぁ……みんな同じことを思うんだなぁ……。」と、少しほっとした自分がいました。
その方は溜息はついた方がいいと知ってから、意識して敢えてたくさん溜息をつくようにして、トイレなどで溜息とともにボソッと本音も吐き出すようにしたらメンタルコントロールがしやすくなったと話してくれた。
確かに、子どもの前でも1人の時でも、不満や弱音を吐けないというのは自分が思っている以上にしんどいことだと思う。
実際、最近私も自分のマインドコントロールが効かなくてイライラすることや、夫に吐きたくないのに不満やネガティブを吐いてしまう。
それはもしかしたら、いつでも”いい母親”であろうとして、同時に”よき妻”であろうとして、
私のネガティブな本音を置き去りにしているからなのかもしれない。
自分の気持ちに寄り添おうにも、どうしたって周りのことばかりが優先されてしまう。
だからその方のように、私も敢えて1人になれた時に溜息とともにその時の本当の思いを吐き出して、そこに置いてくるというのはとても合理的に思えたのでした。
おまけ。
久々に息子の写真をば。
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