Notionを活用するための6ステップと2つの関門について
どうも、きょんです。
今日は、Notionについての記事を書いていきます。
Notionって何?っていう人は以下の記事を読んでください。
▼以前書いた記事
今回は、
・Notionを使おうとする人がどんなステップをたどるのか?
・それぞれのステップで気を付けることは何か?
についてまとめてみました。
Notionは、テンプレートギャラリーなどで、色々な人が多様な活用をしていて盛り上がりを見せています。
その一方で、僕の周りでは挫折をして結局Notion活用をあきらめてしまう人が多いなあという印象を受けます。
そうした諦めてしまった人達と交流していくと、ある共通点が見えてきました。
この共通点それぞれについて、解決策を提示してあげれば、Notionをあきらめる人が少なくなり、本来Notionでやりたかったことを実現してくれる人が増えるんじゃないかと思っています。
なので、以下のような人にこの記事を読んでほしいと思っています。
- Notionに興味を持っているが、なんか難しそうと思っている人
- Notionを実際に使ってみているが、なかなかうまく活用できてない人
よろしくお願いします。
1.Notionを使うのはなぜ?
そもそも、Notionを活用するっていうのはどういうことでしょう?
皆さんは、何のためにNotionを使ってみようと思いましたか?
色々理由はあると思いますが、ほとんどすべて以下に該当するのではないかと思います。
▼Notionを使う理由
今の環境に不満がある。それを解消したい。そのために、ツールとしてNotionが活用できるかもしれない。
そういうことで始める人が多いのではないかと。
(全くツールを使ったことがない、という人は除く)
さらに言うと、以下のような分岐でNotionにたどり着く人が多いかなと思います。
▼Notionを使うかどうかの分岐
つまり、まとめると
①最初は今の環境の不満を抱えている
②その不満を解消するのは、今のツールを改善するだけだと難しい
③いっそ新しいツール使って刷新した方がいい←ここでNotionに到達する人が多い
っていう流れかと。
なので、Notionを使うということは、
『現状のツールでは解決が難しい課題を解消しようとすること』。つまり
- 今までやったことないことを実現したい
- これまでのツールでごちゃごちゃした情報を整理したい
- いろんなツールを横断せず、一元管理したい
などなど、そうしたニーズはすべて、今述べたことの延長かなと思います。
2.Notionを活用する、とは?
ここまで「Notionを使う理由」について整理してきたわけですが、これには理由があります。
Notionを活用する、ということは、そうした理由に合致した形でNotionを機能させること、だからです。
▼図を挿入
つまり、Notionの機能を覚えるとか、Notionで色々なことができるようになったとかはどうでもいいんです。
自分がやりたいことが、Notionによって実現できたか?
目的の実現に向けて前進しているか?
ということが大切です。
ここまでが前提の話。次からが本題です。
3.Notionを活用するための6ステップ
Notionを活用する人と交流した結果と、自分の経験と照らし合わせると、Notionを活用するためには以下のような6ステップがあるような気がしました。
それは以下のようなものです。
▼Notionを活用する6ステップ
それぞれ解説していきます。
①「知」
・Notionを知り、なんとなく今活用しているツールよりいいなと思い始めた時期
・人づてで記事を読んだ程度
②「迷」
・とりあえず、Notion使ってみようと思って色々操作して見ようと思った時期。
・最初の画面を見て、何から手を付けていいかわからない状態にとりあえず、Notion使ってみようと思って色々操作して見ようと思った時最初の画面を見て、何から手を付けていいかわからない状態に
③「乱」
・ただ茫然としているだけではだめだと思い、よくわからないまま色々な機能に手を出す時期。
・しかし、色々とためしてみたものの、どうしてもごちゃごちゃとなってしまい、情報は一覧化されているものの、うまい整理ができておらず、結局作ったNotionの上で混乱する羽目に
④「楽」
・だんだん試行錯誤して機能がわかってくると、「この機能を組み合わせるとこんなことができるのでは?」と、活用方法を自分で考えて実装できるようになってくる。
・そうなると、もはや沼。無限に遊べるツールになり、やりたいことや試してみたいことに全力投球するようになる
⑤「整」
・色々できることがわかってくると、今まで無駄にぺージやデータベースを作ってた部分を最小化し、効率化することができるようになってくる。
・そして、非効率な部分が集約され、だんだんシンプルな形に整ってくるようになる。
・最低限、情報がどこにあるのかが迷わなくなり、自分の情報整理の型ができてくる
⑥「適」
・ここで、関心はツールから自分に戻り、本来持っていた目的に回帰する。そして、その目的を実現するために、Notionで何をするべきかを考え始める。
・そして、その目的に照らして、自分がやりたいことに効果的なぺージの作成などができるようになる
ここまで読み解けてくると、だんだんどこで人がつまずくのか、見えてくることになります。それを今から説明していきます。
4.Notion活用できるまでの2つの関門
冒頭にお話しした通り、Notionの脱落者が多い印象があります。
それがなぜなのか?というと、僕は2つの関門があると思っています。
それぞれを僕は、
①Howの闇
②Whatの沼
と呼んでいます。
①Howの闇
そもそもNotionがどういう機能があるのか、という使い方に四苦八苦する時期のこと。
これは非常に苦しいです。脱落する人が最も多い時期だと思います。
②Whatの闇
Notionの機能があれば何ができるのか?という、活用方法を模索する時期のこと。
これはHowの闇とは逆で、ツールをいじってできることを増やしていくことが楽しくて仕方がない時期です。
この沼から抜け出さないと、本来の目的を見失い、手段と目的が混同されてしまいます。
また、それぞれが以下のように6ステップと対応しています。
▼Notionを活用できるまでの2つの関門
ここまで課題が深掘りできたので、ではどうしたらそうした課題を解消できるか、という当座の僕が持つ答えを共有させていただければと思います。
5.どうしたらNotionをあきらめなくて済むか
Notionの活用のこれまでの話、実は5W1Hの
Why→What→How→で区分できるのがお分かりいただけましたでしょうか。
①Why:なぜNotionを活用するのか
元々は、自分の理想と現状のギャップに焦点を当て、それの解決策としてNotionを活用しようとしていたと思います。つまり、Why起点でNotionに触れようとしていました。
②How:どうNotionを使うのか
しかし、Notionを初めて知るので、どうしていいかわからず、いったんNotionを知るために色々な機能に触れてみます。そこで多様な機能を覚えるために苦しむことになります
③What:Notionで何ができるのか
Howを乗り越えると、色々とできることが増え、もっと効率のいいやり方や便利な機能などを追求していきます。そうして関心がツールに向き、本来の目的を見失います。
④Why:再度目的の確認、実現
機能を理解した後、冷静になり、再度目的に照らして、Notionを自分にとって最適な形で活用します。
この流れを図で表すとこういう整理ができるかと思います。
▼Notionを活用する流れの大枠(②~④の流れ)
先ほど「Howの闇」と「Whatの沼」について触れました。
逆に言えば、その陥りがちなミスのパターンを回避すれば、ぐっとNotionを活用する段階まで行きつく人が増えるということです。
それぞれの課題の解消のためにどうしたらいいか。
それについて、以下のような図でまとめました。
▼脱落するかどうかの分岐
・Howの闇を回避するために
Howの闇に陥って苦しむ人のパターンは、とにかくすべてを一気に覚えようとすることです。
機能を色々とみて、なんでもできるツールだということで、その多機能性に圧倒され、どこから手を付ければいいのかを分からなくなり、結局脱落してしまう、というパターンがとても多いです。
そこで、僕がおすすめするのは、欲張らないこと。つまり、少しずつ機能を覚えていくことです。
ぺージを作ること、ドキュメントを作成すること、映画などのリストを作成すること、なんでもいいですが、特定の用途に絞って使い方を学んでいきましょう。
どんな人も、いきなりすべての機能を活用しようとしたらそのボリュームに圧倒されてしまいます。焦らず、少しずつ機能を覚えていくことをお勧めします。
・Whatの沼を回避するために
Whatの沼に陥る人のパターンは、とにかくツールをいじって色々な可能性を拡張しようとしてしまうことです。
機能を理解して、色々とやってみたいことが増えてしまうことで、その他機能性に溺れ、本来の目的とはずれたことをしてしまい、結局いつまでたっても元々抱いていた課題を解消できずに、ツールが増えただけに留まってしまうということです。
そこで、僕がおすすめするのは、目的を常に念頭に置いて作業をすること。何のためのぺージなのか。Notion全体で何をしたいのか、という設計をすることがいいと思います。
ツールに向き合っていくだけでは、そうした目的に合致した設計は生まれません。
まず目的を確認すること、そして、その目的に必要な機能を洗い出すこと。そして、その実現のために少しずつ機能を拡充していくこと。これをお勧めします。
6.おわりに
ここまで偉そうなことを言ってきましたが、僕はWhatの沼にどっぷりハマっていました。笑
ツールいじって、なんでもデータを結びつけて遊ぶの楽しくて仕方なかったんですよね…。
でも、そうして遊んでいたら、無限に時間は消えます。ツールは所詮ツール。目的に照らして使いこなすことが大事です。ツールそのものが大事なのではありません。
これからNotionを使う人も、Notionをすでに使っているがよくわからなくなってしまった人も、今一度、何のためにNotionを活用したいと思ったのか、それを考えてみるといいと思います。
ありがとうございました!
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