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わたしの紡いだ言葉たちの場所。
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記事一覧

昨夏のこと。

大森靖子さんの「流星ヘブン」( https://m.youtube.com/watch?v=bDTwXCrcHxs )の 「アカウン…

紗良
4年前
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“かもしれない” 日。

8月1日。 お世話になったひとの誕生日 “かもしれない” 日をお祝いした。 お祝いしたと言っ…

紗良
1か月前
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戦い。

2024.02.19 流れる景色を見ながら、自分の部屋の窓を思い出した。 今日の曇り空が、眠れなか…

紗良
2か月前

「分かっている」選択肢。

伝わらないんだなあと思った。 そして、伝わらないならもういいかな、とも思った。 “伝わらな…

紗良
3か月前

「普通」という魔法。

「みんなも同じだ」っていうのと、「自分だけ "そう" 」であることと、どっちのほうが負担が少…

紗良
8か月前
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心臓がぎゅってする。

卒業論文提出と院試出願を来週に控えた今、一刻も早く完成に向かうべきなのだろうが、少し立ち…

紗良
9か月前

自分のなかの "自分"

ものを書くときに、立ち位置を安定させることが難しい。昔は意識的に立ち位置を変えていたけれど、最近はかなり流動的になってきた。だからこそ、考えている間にどんどん別のひとに変わっていってしまうことが多い。 なにか特筆すべき疾患や障害でなくとも、ひとにはたくさんの "自分" がいると思う。よくある頭の中の天使と悪魔のように。 何人いるのか、どのくらい個として確立しているのかは人それぞれだと思うけれど、でも誰しもそうでしょう?と、この1年間繰り返してきたけれどあまり納得のいっていな

私の時間。

この前は電気を消した暗闇の話をしたけれど、私が好きなのは電気をつけない暗闇である。窓の外…

紗良
9か月前
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あなたの見据えた未来にわたしもいたい。

「あなたの見据えた未来にわたしもいたい」 そう願っていいのは、恋人だけのような気がする。 …

紗良
9か月前
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#いま「コロナ禍」の大学生は語る②

 「コロナ禍」という表現が使われるようになったのはいつごろだっただろうか。 当初は「禍」…

紗良
1年前
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#「いま」コロナ禍の大学生は語る①

 2020年4月 緊急事態宣言による外出自粛が続く中で大学入学を迎えたわたしは、紛れもない「…

紗良
1年前
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大人になんてなりたくなかった。

それこそ中学生の頃から「大人になる」ことに怯えて生きてきた。大人になったら誰も助けてくれ…

紗良
3年前
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甘え。

先日、友人と話していて、大学卒業後のことが話題になった。 私は、教員になりたいと考えてい…

紗良
4年前
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見失った感情。受け入れられない記憶。

しばらくの間、自分の感情が分かりにくくなっていた。 自分の中で「辛い」を中心としたネガティブな気持ちを認められなかったのだ。 「楽しい」「幸せ」「元気」が口からついで出ていった。それが本当ならば良いのだが、明らかにいつもの私なら辛くなっているようなことに関してなにも感じない。感じることができない。感情が麻痺した状態だった。毎日泣いている人間が、なにがあっても泣かなくなった。 「辛い」感情がない代わりに、身体的症状に出た。胃が痛い。食事が食べられない。眠れない等々。不安定な