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母と妹とめぐった・・・お四国遍路の思い出。

こんにちは。

ピアノ講師、メンタルコーチとして活動しています。
「One Heart」です。

今日は、ちょっと昔のはなしを・・・。

わたしは、10年くらい前に「四国八十八か所お遍路」を一巡、満願しました。
(これ、自分の人生の中で誇れる体験ベスト3に入っています。あとのふたつは・・・?)

四国お遍路の記事は、こちらにまとめとして書いています。
(もうひとつのブログ、アメブロにひとつひとつ感謝の思いをこめて書きました)


2012年秋から2014年春にかけて、四国八十八ヶ所の札所めぐりをしました。
目的は、主人の「42歳の厄落とし」。
その目的も一ヶ寺一ヶ寺まわるごとに少しずつ変わっていきました。
お四国を回って変わった「人生観」。
そのひとつひとつの経験が貴重なものとなりました。
そして、今のわたしにつながっています。

アメブロの「お遍路」記事の冒頭より

「区切り打ち」。
数回に分けて巡礼する方法で一年半かけてまわり、無事に最後の札所まで巡礼することができました。

祖父が高野山の元修行僧という縁から、子どもの頃から”見えない何か”を求めていたような気がします。
それが、こういうかたちで”四国”の札所をめぐるまで、自分の気持ちを駆り立てたのはきっともうここにはいないおじいさんやおばあさんが背中を押してくれたからかもしれません。

noteにも残しておきたい、と思い、リンクにはなりますが、ひとつ記事として書いておきたいと思います。

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母と妹とわたし、の3人でめぐった巡礼の旅。

今は亡き母との大切な思い出がいっぱいつまったお遍路の旅でした。

なんだか・・・今となっては「旅行気分」で楽しかった思い出ばかりがよみがえる。

それでも、「遍路ころがし」とよばれる難所がいくつもあり、レンタカーの軽自動車でベタ踏みしても上らない峠道をハラハラしながら上った記憶や病気のため体力の衰えた母を駐車場に残して、200段以上の石段を上った札所の本堂からみた絶景とか・・・、いろいろと思い出します。
(石段の多いスポットを”石段まつり”と勝手に名づけて楽しみながら上ったり・・・)

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わたしは、この旅で完全に「人生観」が変わりました。

行動力だけはある!と自負しているわたしが、この度は絶対に満願したい!と意気込んで母と妹を誘い、3人でお遍路をすることに。
母の体調をみながらの旅となりましたが、母は旅の間は体調がよかったのを覚えています。(空気おいしいし、お寺の風情がとても癒しになったんだと思う)

せっかくの初四国だから、もちろん観光も・・・ということで、各地の名所にも可能な限り寄り道しながら旅行気分を満喫しました。

高知の桂浜での一枚。
当時はGoogleマップを使っていなかったので、紙の地図を見ながら車のナビで検索という今から思うと面倒なことをやっていました。それでもそんな経験も思い出深く心に残っています。

✧˙⁎⋆高知の室戸岬では、弘法大師(お大師さま)のルーツといわれる洞窟などを巡ったり、星野リゾートに宿泊して巡礼しているのを忘れるひとときを過ごしたりと楽しかった思い出☟


✧˙⁎⋆お大師さまの生まれ故郷(香川県)のお寺、善通寺からも近い金毘羅宮へ参拝したり、お大師さまが唐で学んだ土木技術を活かして決壊した池を見事修復した満濃池にも訪れました☟
ほんと、お大師さまってすごいね。唐で仏教だけじゃなくて土木まで学んでいたとは・・・、しかも当初20年の留学だったのを2年学んで帰国するというスーパー留学僧だったのも驚きです。

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旅の途中では、いろいろな人との出会いがあり、札所で出会う方の中には「若い人がお遍路するとはこれからの日本が楽しみだね」という言葉を言かけてくださったり・・・(そんなに若くはないけど、一般的にお遍ラーさん(お遍路さん)は60代以降が多いみたいなので、そう見えたのでしょうね)、ご年配でお元気な先達クラスのお遍ラーのみなさんとも交流することができました。

極細の峠道では、向かいからくるマイクロバスの運転手さんにすれ違う時にご配慮いただいたり・・・。(レンタカーなので快く進路を譲っていただきました)
ヒヤヒヤしながらの運転でしたが、狭い林道は大型バスが入れないため、バスツアーなどの場合、小さなマイクロバスやワンボックスカーに乗り換えて、2〜3台連なって山の上の札所へ行くのですが、マイクロバス同士で互いに無線をとりあっているようで、すれ違う時には後続のバスがすでに待避スペースで待っていてくれたりするんです。(ほんとありがたい・・・)
地元愛知県の道路事情にはあまりみられないような場所の運転にはストレスを感じますが、みんなでお遍路している一体感みたいなものを勝手に感じていたように思います。(HSPあるあるだね、こういうところ、笑)

また行きたい・・・と思っていますが、あの峠道や500段以上の石段のあるお寺は、キツイなーと正直感じています、汗。

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どうして急にお遍路の記事を書こうと思ったか・・・というと、
先日、こんなダイレクトメールが届いたんです。

お遍路バスツアーの案内パンフレット。

阪急交通社のお遍路ツアーのご案内。(母が会員だったので、今でも残っているんだね)

しかも、来年は”逆打ちイヤー”だそうで。(うるう年がそうなんです)

「逆打ち」とは、88番札所から1番札所へとめぐること。

昔は歩き遍路が主流だったので、逆にまわると遍路道にある札所への案内看板が逆向きで見えないということから、たどり着くのに時間がかかる、わかりづらいとの意味合いで”逆打ち”で満願すると、「3倍のご利益がある」といわれていました。(まぁ今はお遍路のスタイルもさまざまなので、一緒かなーと勝手に思っていますが・・・、笑)

送られてきた案内パンフレットは、2024年1月に88番と87番札所をまずはお試しでいかがですか?という内容でした。

「ふむふむ・・・」としばし眺めていたら・・・、「高っ!!」ということに気づいた。

わたし、実は10年前のお遍路の1番札所へは、この阪急さんのバスツアーに参加しました。
1番から3番札所へ行くというもの・・・その時たしか、3,980円だったような気が!

✧˙⁎⋆その時の記事。ツアー代は書いてないけど、その時のことをいろいろと書いています☟

10年経って、本当にいろいろと変わります。

目に見えるものは、変化する。
まさに、「諸行無常」。

こんなところからも気づかせてもらいました。

愛知、岐阜、三重県にお住まいの方でご興味あればこちら参考になさってくださいませ。

旅行説明会もあるようです。

あの経験がなかったら、今のわたしも違う人になっていたかもしれない。

今までの人生の中でも、ほんとうに「やってよかったこと」のひとつです。

この経験が、わたしをひと回り、いやそれ以上に成長させてくれた・・・と感じています。

弘法大師が常に心の中に・・・、という意味の「同行二人」のお遍路。

そして、祖父母や父も背中を押してくれたお遍路。

パソコンに向かって思い出を書いている今は・・・、母も見守ってくれている。

ほんとうに、また・・・行きたい。

2回目にめぐることができたなら、その時はきっと1回目とはまた”違った景色”が見れるんだと思う・・・。

いつも心の中に「お遍路」があるからかもしれないけど、今年春に淡路島に旅行に行った時に、そこからちょっと足を伸ばして徳島県には行ったんだよね。鳴門までだったけど・・・。
(大鳴門橋を渡った時は感慨深かった・・・なんか”帰ってきた感”したし・・・)

なんか勝手に「戻ってきたー!」なんて思ってしまった・・・。感動の大鳴門橋。
「渦の道」という”うずしお”が見られる施設へ行く時の橋の上から撮った写真。
時間がゆっくりと流れている感覚がしました。

この時は時間の関係で、札所へ行くことはできなかったけど、いつか観光でもいいから一度立ち寄りたいなーと思っています。

今日はここまでです。
読んでいただき、ありがとうございました。

今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ。





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