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ビジネスパートナーとの相性は重要な見極め

こんにちは。Kiwi PRの植田聡子です。

50代からビジネスを始めようと思った時、全くひとりで何かをできる方はいません。いくらフリーランスでも、何かしらクライアントがいたり、業務を依頼してくれる人と商品・サービスを提供する相手がいるのではないでしょうか。WEBも自分で作って、写真も自分で撮影して、文章も自分で書いて、SNSも発信して、経理も自分で整理して。本業以外の仕事ばかりに時間を割かれてしまうので、ここをうまく外注しながら、自分の本来の分野に集中したいですよね。

学生時代の頃はそれぞれに夢があり希望があり、その将来に向かって自分なりに努力をしてきたわけです。

中学生の頃、友人のひとりは「トリマー」になりたいと言って、確か彼女はその夢を実現したはず。また、別の友人は、英語が苦手で、試験前に私が英語を教えてあげていました。その後、海外駐在のパートナーを得て、アメリカに長期駐在、すっかり英語ができるようになりました。

高校に入れば、それはさらに具体化して、「どの学部に進むか」という選択を突きつけられます。「この科目が苦手だから、この学部」「やりたいことがわからないからつぶしがきく学部」なんていう漠然とした選び方もありましたが、私の友人は比較的明確に「この学問を専攻したい」という思い、例えば心理学だったり法律だったり、自らの興味や適性を見つめながら将来をイメージしていた記憶があります。

結果として、その専攻を活かした就職をした人もいるし、少し軌道修正した上で専門スキルを得た人もいます。

でも、今となっては思うのです。あんなにたくさん学生時代の友人はいても、今一緒にビジネスパートナーとして誰を選ぶか、と思った時、一緒にビジネスできる人はあまり思い浮かばない。

私がわがままだとか、リクエストが過剰だとか、そういうわけではなく、どの部分を理由にそう思ったのか、というと、


目標設定
目標に向けてのアプローチ、
それに向けての具体的なアクションとスピード

だと思っています。

そんなこと日頃の友人付き合いでわかる?と思うかもしれませんが、結構わかります。

「次にこういうことしたいんだよね。」
=起業したい。こういう分野で何か始めたい。地方で働きたい。社会課題の解決。

「だからこんなこと始めてみようと思ってるんだ。」
=その目標達成のためのスモールアクション。何かをインプットorアウトプット。

「始めてみたらここがよくわからないんだ。」
=実践したからこそわかるトライアンドエラー。反応を見て軌道修正。

この大きな目標→目標の分析→小さな行動の実践→修正、の流れを、頭の中で意識しているか、これを日常で何度となく繰り返している人と組みたいわけです。
PDCAに近いのですが、Plan→Analysis→Do→Improveのイメージです。Check(評価)はもっと後でよく、とにかく計画(Plan)したら、その計画の解像度を高めて分類(Analysis)して、それに近い行動(Do)をしながら、改善(Improve)していく。

だからまず「こういうことがしたい」という思いがないと、そういう会話も生まれません。そういう人は「過去」の話ばかりします。

「こういうことがしたい」とは思っていても、アクションに起こさない人もいます。「いつか起業したいんだよね」というなら、準備すればいいのに、本読んで少し刺激受けて、そこで止まってしまう。「何をしたらいいかわからない。」は何もしていないから、したいことすらわからないのに。

ビジネスで成功している人たちの共通項は、「とにかくアクションが早くて、大量」なのです。トライアンドエラーをたくさん繰り返しながら、結果として成功する方法を選び取っているので、アクションを考えているだけで実行に起こさないと、そもそものエラー経験も少なすぎて、頭でっかちな批評家になってしまうのです。

勝手に「行政から補助金、助成金とってやればいいじゃん」などと言います。それがどれだけ面倒か、自社で立て替えて後払いのパターン(2分の1助成とか)の場合の資金繰りも、自分で仕事とってきて稼ぎながら、新たな事業を進めていく大変さとか、そこを具体にイメージできない人たち。

大手企業の幹部の方はこの「批評家」タイプもたくさんいます。

やったこともないのに、人のだめなところばかり目についてしまうのは、部下へのフィードバックばかりして、自らの手を動かす経験から離れている証拠です。

特に40代後半以降の方は経験が豊富な割には、ゼロイチ経験が乏しく、8割のものを9割に高めることが得意な方を多く見受けます。自分が何かを始める時、「その8割までの精度(時に6割かもしれません)のものを誰が作ってきてくれるのですか」と聞けば、自ずと答えは出てきます。

まずは自分でやってみないと何も始まらないのです。

誰から何かが下りてくるのを待ってる人や、ネットで情報収集ばかりしていても、1円も稼げないのです。1円稼げない人は1000万円も稼げません。

「1000万円稼ぐこと」をイメージして、すぐに諦める人もいますが、最初から1000万円楽に稼げるのではなく、「1万円が10万円になり、100万円になって1000万円に到達する」、その積み重ねでしかないのです。

そういう批評家さんとは、絶対にビジネスで組んではいけません。できない理由ばかり並び立てて、前に全く進みませんよ。


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