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No.84 ベリースライダーと近親交配予防など

こんにちは、Yです。

暖かい日が続いてきて、ついにメダカ抱卵の季節がやってきました。

ヘッダーの画像も卵を抱えたメダカさんです!

メダカの卵は採取して30cm水槽に移しています。卵のお世話は30cm側のミナミヌマエビにお願いしている感じです。頼むよ〜


さて、今回はネタが多いので、目次をつけます。

のんびり読んでいってください。



1. ベリースライダー

我が家で冬を越せずに死んでしまった浮き袋くんがいましたが、

先日、浮き袋くんのように頭を上にして泳ぐ個体が見つかり、隔離しました。

▼ 浮き袋くんが亡くなったときの記事


浮き袋くんはもともと体が異様に細く、先天性なのではないかと疑えるほどの見た目でしたが、今回見つかった子は体はふっくらとしていて、他のメダカとそんなにシルエットに違いはありません。

調べてみると、水温の急激な変化や、消化不良などが原因となって浮き袋障害となることがあるようです。

浮き袋くんと、今回の浮き袋障害の子に共通して言えることは、やはり背中が黒いということです。

▼ 正常なメダカを上から撮ったとき

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▼ 浮き袋障害のメダカ

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内出血とは言えない感じですが、背中の発色が黒っぽく、

よくみると鱗の色ではないことがはっきりわかります。

泳いでいても、他の個体より明らかに激しく泳がなければ浮くことができず、

泳ぐのをやめると沈みます。

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Mさんが調べたところ、「ベリースライダー」と呼ばれる浮き袋障害だそうです。

▼ 泳ぐときは常にこの角度。泳ぎ方もバタバタと慌ただしいです

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▼ 通常のメダカの泳ぎ

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治療法は無いので、塩浴させて、少しでも体の負担を取ろうとしていますが、効果があるのかどうかは微妙です。

浮き袋くんは常に頭を上にしながら泳いでいた影響か、背骨がややくの字に曲がっていたのが印象的でした。

今回の子も、あまり泳がせすぎるとそうなっていく可能性が否めません。

どうしてこう体に障害があったり、途中で障害になってしまうメダカが生まれるのか考えたところ、近親交配という話に行き当たりました。



2. 近親交配とその予防

近親交配とは、血が濃くなって障害のある個体が生まれてしまう状態を生む原因です。

メダカでは3世代でギリギリと言われており、

拙宅では

・1世代目:5匹

・2世代目:15匹くらい(←いまここ)

・3世代目:??

となっていく前に、すでにアルビノや浮き袋障害の個体が出ているので、次の世代がかなり危険なのではないかと思いました。

一概に言えないかもしれませんが、最初が5匹だったことも血を濃くしてしまう原因だったかもしれません。

というわけで、近親交配防止のため、体の比較的丈夫なヒメダカを買ってきました。

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あまり外に出ることもできず、このまま繁殖期が終わりそうでしたが、運良く外出の機会に恵まれたので、少し遠回りをしてアクアリウムショップに寄ってきました。

流木云々のショップは色々アレだったので、違うお店にしてみましたが、とても親切にしていただきました。

最初は白メダカを掛け合わせようと考えていましたが、ヒメダカのほうが体が丈夫と聞いて、そちらに変更しました。

すでにいくつか卵は採取していますが、今後生まれる卵たちは丈夫で健康であることを祈ります。

奇形も頑張ってお世話しようとは思いますが、やはり可哀想になってしまうので、もう少し早く近親交配の話を見つけられていればよかったのかもしれません。反省します。

今後は各世代に随時新しい血を入れて、混ぜていこうと思っています。

色やラメといったものはあまり求めず、健康なメダカを愛でたいという気持ちです。(Mさんはちょっと発色良さげなメダカが好きなようですが)

▼ ヒメダカは特に虐げられることもなく、普通に混ざって泳いでいます

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写真だとわかりにくいですが、うっすら黄色みが強くて、改めて違う品種なんだなと感じますね。


ちなみにミナミヌマエビも近親交配がありますが、だいたい5世代以上で支障が出てくるようです。

具体的には体が弱い個体がポツポツ死んでいくそうで…。

繁殖スピードが速すぎて、何世代目なのかわからないのですが、もしかしたらこちらも血が濃いかもしれません。

一旦、ミナミヌマエビは数が多すぎるので、今回は新しい個体は入れず、そのままとしました。


3. 新オブジェクト

ヒメダカを購入した際に、あまりに素敵だったので、欲しかったロタラロトンディフォリアと有茎草もうひとつ…

そしてココナッツ

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ココナッツかわいいーーーーーー!!!

店頭で見つけて、あまりの可愛さに購入してしまいました。

活着されている植物はアヌビアスナナかミクロソリウムから選べたのですが、

めちゃくちゃ迷った末に60cmにはまだアヌビアスナナを入れていなかったので、アヌビアスナナにしました。

本当に可愛いので、ココナッツドーム最高です。Yは全く存在を知らなかったのですが、もしかしたら有名なんですかね…?

ココナッツに活着したまま「水草その前に」に付けてOK!とのことだったので、安心して購入しました。

もうめ〜〜〜〜〜ちゃくちゃ可愛いんですよ〜〜〜〜〜〜〜(大満足)

実は、小さなシマドジョウを1匹増やしたので、その子のために隠れ家として買ってみたのですが、一番大きなドジョウが入りました。

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かわいい!!!

買ってよかったココナッツ。

ドジョウに何かあってはいけないので、活着用のテグス系はちょっと切りましたが、なんとかアヌビアスナナが消え去ることなく、根でしがみついてくれているので助かりました(笑)

少し頭は浮いてしまったので、固定方法は別途考えます。

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大きい石入れようと思っていましたが、ココナッツが最高でした。



4. ニューフェイス:シマドジョウ

ヒメダカと一緒に小さい小さいシマドジョウをお迎えしました。

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すごく小さくて、あまりの可愛らしさに、衝動買いでした。

Mさんにはその場で連絡、相談をして、水槽の容量と生体数を考えたうえで決めました。

でも帰宅後に「2匹でもよかったんだけど」と言われて、早く言えよォと涙目になりました…Yは可愛いシマドジョウが3匹いたから、それを全部買い占めたかった…。

とはいえ、拙宅の歴代大中小ドジョと比べて本当に小さいので、お店の人にも相談して「餌を食べ損ねることがないように注意してください」とのお言葉をいただいて連れて帰ってきました。

シマドジョウは温厚すぎて喧嘩をほとんどしないっていうのが良いですね…暴れた勢いで人間の目に水はかけてきますが、本当に温厚です。

▼ 下から大、ミニ、小、中(木の後ろ)のドジョウ達

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新入りのミニドジョは本当に小さくて可愛いですね〜

一緒に撮るとメダカが大きく見えます(笑)

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▼ 小ドジョとの比較

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▼ ちょっと見えにくいですが、手前がミニ、その奥が小ドジョ

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▼ 大きくてもシマドジョウは可愛い

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シマドジョウはまだ人馴れしてくれないのですが、写真を撮れるようにはなってきました。

このまま段々と慣れてくれればいいな〜。


ちなみに新しく、ミニドジョのために食べやすそうなサイズのフードも買ってみたのですが、エビに取られました。

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ドジョウの餌は本当にエビ受けがいいんですよね……おかげでシマドジョウが食べられないんですけど…。



今回の更新は以上です。

新しく買った水草や卵の様子は、そのうち30cm水槽の更新でお話したいと思います。(まだCO2添加動いてます…)


まだ暖かい日が続いて、抱卵の機会もあるので、ヒメダカさんには頑張っていただきたいと思います。

でも相性があるのでこればっかりは、人間の手でどうにかできないので、祈るばかり…。

ベリースライダーの個体はしばらく隔離して、繁殖期が落ち着いたら戻そうかなと思いますが、次の世代のことを考えると戻すかどうか迷うところです。



では、また。



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